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Tuesday, January 27, 2009

思い出を語り合おう

優子
今日も、多摩サイ往復、気持ち良かったよ。
帰りに、サイクリングロード脇にあるベンチで休憩して、エネルギー補給にコンビニで買ったどら焼きを食べるんだ。エクササイズ中はメタボにならないから。だいぶ日も長くなって、まだ明るかった。至福のひと時。

走っても、どうして優子風が出てこないかわかったよ。
死んだ時の優子をイメージしていたんだ。
リカちゃんとユカちゃんから、心を打つメールをもらったよ。
彼女たちも、僕と同じで、優子の訃報以来、時間が前に進まないんだって。
僕も、優子が倒れたスキー場の現場に、時間を置いてきてしまった。
お葬式やら、仕事やら、まわりはどんどん進んでいくのに、僕だけ進んではいけない気がする。優子を置いて行ってはいけない気がする。そういう気持ちをリカちゃんも持っていたんだって。

それに、優子の死が、昔の仲間たちを結びつけたんだって。
大学時代や、JASCの仲間たちも。
優子の思い出の灯をともし続けていこうって。

そうなんだ。
無理に前に進もうとするから苦しくなる。
死んだ時や、その直前の優子ではなく、もっと前に戻って、優子との楽しかった時、昔の優子を呼び出せばいいんだ。そう考えながらチャリを走らせると、昔の優子が出てきたよ。

あれは、付き合い始めて、初めての優子の誕生日だったよね。
今でいえば婚活っていうのかな、僕もかなり張り切っていたんだ。
優子は、大学4年で、就職が決まるか決まらないかの頃じゃなかったかな。
グルメ本で調べて、まだ、できたばかりの西麻布クイーンアリスを予約したんだ。事前に下見に行って、カードを使えるか、タクシーを呼べるかとかチェックしたりして。
当日、四谷駅前で待ち合わせ、まずバラの一輪をあげて。
クイーンアリスは美味しかったよ。僕でさえ、めったに行かないアダルトな雰囲気で、まだ大学生だった優子はびっくりしてたよね。デザートがふた皿でて、優子はお腹いっぱいで全部食べきれず、僕が優子の分も食べたんだよね。11月の誕生石トパーズの指輪もあげたよね。
事前に花屋に手配して、優子が自宅に戻ったら、いっぱいのバラの花束で出迎えるようにしたり。

今から考えれば、なんか精一杯だったよ。まあ、僕も凝り性だからね。
その次以降の誕生日は、何やったか全然覚えていないんだけど、初回だけはよく覚えている。
そのあと、しばらくして、プロポーズしたんだっけ。まだ、卒業する前だと思った。
いきなり、6歳年上のオジサンから変なこと言われて、戸惑っただろうね。僕はもうすぐ30歳で、まわりにも結婚した友だちも大勢いたから、違和感それほどなかったけど、優子の友だち関係では結婚話とか、ぜんぜんなかったんでしょ!?プロポーズの返事が1年くらい(だっけ?)かかったのも無理ないよな。だって、これから就職するというときだもの。

その前後だっけ、優子の友だちのリカちゃん、ユカちゃんなんかも紹介してくれたのは。優子、僕のことをどんな風に話してた?スケベなおっさんとか言っていなかった?よかったら教えてくださいよ(笑)。

というような具合に、優子のことを語り合いませんか。
ここに来て、優子のことを思い出してくれる方々。みんなが持っている優子の記憶の断片をつなぎ合わせると、優子が立体的に浮かんで来そうな気がする。
学生時代の優子、仕事をしている優子、保育園の優子、などなど。
さおりは、草津に来た時の一瞬の優子の姿を紹介してくれましたよね。そんな感じでいいんです。
ブログは読んでも、書き込みは尻ごみしちゃうかもしれないけど、大丈夫ですよ。よかったら、お願いします。

気が済むまで優子がよみがえって来てくれないと、優子にさよならは言えないよ。

7 comments:

  1. うちにも優子ママ寄ってくださったみたいです。
    昨晩ソフトの保護者会の議事録を過去のフォームで上書きしてて、何気なくワードファイルのプロパティをあけたら、ママのフルネームが!そうかぁ~、この議事録の大元ファイルは優子さんが作ってくださったものだったんだ~。大切に使わせていただきますね。

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  2. 優子さんとは、一緒に過ごした時間は短いのに、いろんなご縁があって、忘れちゃいけない友人だという気が強くしてまして、毎日ブログ読んでます。

    JASCを一緒に2年やったので、時間があるとき、座っていろんな話をしましたよ。覚えているのは人物評。○○って、ちょっと××と思わない?とか、○と○はアヤシイ、とか、2人で「そーそー!」と笑いながら話したの。20年以上前の話しなのに、ビデオみたいに覚えてます。

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  3. 大学時代を思い出します。優子ちゃん(大学時代はしも と呼んでいた)は、あんまり、詳細にだんなさんのことを紹介してくれませんでした(笑)彼氏だとは、いってたけれど。
     だから、結婚するまで年が7つも上なんて知らなかったです。それに、プロポーズ大学時代にされたなんて、今はじめて知りました。すご~い。しもは迷っていたのかな。
    そんなのしもから聞かなかったで~す。
     優子ちゃんのことで、イスパも縁が復活しました。

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  4. そうですか。あまり友だちにも話さなかったんですね。優子は内心でウジウジするところがあるからね。Noと言われる雰囲気はあまりなかったのですけど、Yesの返事をもらうまで、ずいぶん待たされたように思い出します。

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  6. やっぱり、三人でダイヤの指輪を見に行ったこと!。
    今思い出してもおかしいです(笑)。
    初めてインドカレー屋さんで未来のご主人とお会いして、そのままノリで銀座の和光へ。ショーケースの前に二つ並んだイスに毅さんと優子さんが座り、私がまぬけ~な感じで後ろから覗きこんで。
    お店の人が一生懸命セールスし、毅さんは腕組みしてダイヤをにらんでました。その時のしもちゃん(ゆくーてさんと同じく、私もしもと呼んでました)のクールなセリフが良かった。「0.3カラットも0.4カラットも、並べるから違って見えるけど、指にはめちゃえばわかんないと思わない?。」
    その言葉に空気がほどけ、思わず毅さんも私も笑いました。ところがお店の人は大まじめにこう言ったんです。「お客様!。並べて比べるものなんですよ、同窓会の時に。隣の方の指の石と!。」これにはさすがのしもも一瞬絶句、「恐れ入りました!」。
    その後しばらくは、二人で会うたびに「さすがプロのセリフだったねぇ」と関心したり、「そういうものだろうか、将来は」なんて、必ず話題に上っていました。

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  7. ああそうか。Margaritaさんと初めてお会いしたのは、優子が以前バイトしていた新宿高野の上のカレー屋さんでしたっけ。3人で和光に行ったのは、なんとなく覚えているんだけど、0.3カラットと0.4カラットの話はぜんぜん記憶にありません。おなじ体験しても、覚えている部分って微妙に異なるものですね。

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