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Tuesday, February 5, 2013

優子ちゃんへの伝言です。

優子ちゃん、お久しぶりです。
いつもバタバタと生活に追われちゃってて、なかなか話しにこられなくてごめんね。
でも、優子ちゃんのこと忘れたことはないんですよ。
今日はなんだか無性に優子ちゃんとTikiがロンドンのアパートで優子ちゃんの27歳の誕生日のお祝いしている写真がみたくなってやってきました。嬉しそうにシャンパンを抜いている優子ちゃんの姿がたまらなくほほえましくて。
もう4年がたったんですね・・・・。
正直、4年前のTikiの悲しみは私たちにはどうすることもできなくて、辛かったです。
Tikiの悲しみのかたちはかわっていくのかもしれませんが、Tikiが優子ちゃんに会えるこのブログを更新して、私たちにも開放してくださっていることに感謝しています。
そして、Tikiの優子ちゃんへの深い思いと家族の絆をいつも感じています。



この写真ですね。誕生日ということで優子がロンドンではめずらしい生牡蠣を探してきたんですよ。
家賃が高かったHampsteadからもう少し郊外のEaling Broadwayに移り、ロンドン生活にも慣れた頃です。屋根裏部屋の小さなフラット:小さいと言っても日本のスタンダードからすれば狭いというほどでもないかな。
僕は大学院に通う学生生活。優子はロンドンの日系企業で現地スタッフとして仕事してました。当時はまだバブル時代。ロンドンには結構職があったんですね。小さなままごとみたいな二人の生活で、週末にはヨーロッパあちこち旅行したり。仕事的にも経済的にもまだ安定しておらず、子どもを作ろうなんていう話も出ませんでした。結婚3年目で、まだきっと将来があるさ、、、という懐かしい時代でした。

優子が生きていようが死んでいようが、もう戻れない昔の思い出。優子が死んでくれたおかげで、こうやって懐かしく振り返る事ができるのかも。もしまだ生きていたら、感傷にふける余裕なんてないだろうしね。

Sunday, February 3, 2013

4年1ヶ月

今日は節分の豆まきだったんだね。
夜になって気がついたよ。

昨日、久々の友人と飲んだ帰りの電車、ふたりきりになったら、
「もう何年になりますかね?」
おっ、その話、来たね。
「いやあ、4年ですよ、もう。」
「あぁ、そうですか、、、」
それ以上は話が続かないけど、それだけのこと。

今日、行きつけの中華料理店へ子どもたちと夕飯に行く。
中国人のおばちゃんは優子の葬式にも来てくれた。
中国なまりの日本語で、
「ぼく、ずいぶん大きくなったねえ!!」
そう、中2のじんは最近すごく胸板が厚くなったし。
家族の成長を見守ってくれているおばちゃん。
「ところで、ママは、もう3年でしたっけ?1月3日だったのは覚えているんだけど、、、」
おっ、また来たね。
「いやぁ、4年なんですよ。」
「えっ、もう4年!?早いねえ、、、」
そうなんですよ、早いよねえ。。。子どもたちは大きくなるし。
中国の人の方がフランクに話せるみたい。日本的だとみんな遠慮するし、なんとなく触れないように避けたりして。

いや、避けなくても良いんですよ。言及してくれるって、割と嬉しいものです。覚えてくれているんだものね。一緒に振り返ることができる。
でも、アンビバレントかな。一瞬ちょっと身構えて「悲哀の仕事」モードに心を切り替える準備をしなくてはいけない。エネルギーの切り替えを要する。
いや、だからと言って避けなくて良いんですよ。いつでもスイスイ優子の面影を、過去の記憶を出し入れできるようにしておきたいのですから。身構える必要はないんですよね。身構えなくてもよいところまで持っていきたい。