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Tuesday, January 13, 2009

無題

優子、おはよう。
12時に寝て、4時起きだ。ぐっすり眠れたよ。もう、起きたら眠れないけど。
今日から仕事復帰で忙しくなるから、今後、早朝覚醒が直っちゃったら優子との会話の時間を取りにくくなるかもしれない。そういう意味では、不眠症の方がよかったりして(笑)。

昨日も、良い日だったよ。
さすがに、優子の衣類、特に、救急隊員がハサミで切ったスキーウェアを手に取るのはつらかった。でも、これも捨てさせてもらうよ。

それ以外は、涙も枯れ果てた、というか出す必要がなくなったみたい。
昨晩、MKPの連中が3人、いつもどおりのミーティングを2時間やったんだ。いや、3人じゃなくて、4人だ。上海にいるEnioが電話で特別参加してくれた。今回はうちの家を提供したから、子どもたちと両親も挨拶できたし。たぶん、僕のワークではベロベロに泣くんじゃないかと思ったら、そうでもなかった。淡々と語って、支えてもらうだけだったよ。

子どもたちとの時間もたっぷり確保できたよ。
なんか、祐麻が優しいんだよねえ。昨晩も、寝る前に、祐麻の方からいろいろしゃべってきてくれて、パパとママの昔の関係や(いつからつきあったの、ホントに浮気してなかったの、とか)、事故の日にホテルで待たされていた時の祐麻の気持ちとか、祐麻の恋バナとか、なんか、今まで優子がいる時にはありえなかったタイプの会話だよ。優子が亡くなってから、僕が人と会ったり、電話するたびにビービー泣いている姿を見て、祐麻はとても辛かったんだって。それまで、「強かった」父親が、一気に弱くなっちゃったわけだ。今までのような父への反抗は、すっかり消え、たぶん、ママちゃんに求めていた、ラブラブの気持ちが、パパの方へ向いてきてくれたみたい。パパを思ってやっているのか、それとも、祐麻自身のニーズからそうしているのかよくわからないけど、少なくとも僕にとってはとても救われているよ。

MKPの仲間も優しい、子どもたちも優しい、みんなすっごく優しいんだ。
僕にとって、一番、身近で、太く、大切な絆が、いきなり乱暴にブチ切れてしまった。
僕は奈落の底へ突き落され、生きるために、這い上がろうとして、優子以外の絆を必死に手繰り寄せようともがいている。
みんなにしても、僕の喪失はとてもわかりやすい。だから、僕の求めに答えてくれるばかりか、みんなの方から僕に手を差し伸べてくれている。
そういう意味じゃあ、本当にラッキーだよ。こう言っちゃあ空で待機してくれている優子に悪いが、MKPの連中や祐麻と話している最中は、優子なんかいなくたって全然かまわない気持ちになるんだ。

子どもたちは大丈夫だよ。無理していて、子どもらしさを失っているわけじゃあないから。祐麻はジワジワと「ワンちゃん買って!」をおねだりしているし、湧仁は「僕もiPodほしい!」とダダをこねたり、祐麻とも以前と同じようにケンカしてるし。

さあ、今日からどういう展開になるかな??
優子、そこからちゃんと見守っているんだぞ。わかったか!

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