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Saturday, July 25, 2009

哀嫁仙遊

仙遊無奈去何之 惆悵涙新窈窕姿
回首多才眉目秀 香煙一縷不堪悲

漢詩って、中国人なら読めるんだろうか。
試しに中国からの留学生ふたりに見せた。

確かに、中国語として読めるけど、すごく昔風の言葉。
雰囲気はなんとなくわかるけど、その文脈や背景がわからないと意味がとれないし、書いた人の意図で、多義的にとらえられる、、、
のだそうだ。
ちょうど、日本人にとっての古文、和歌・俳句の世界に近いのだろう。

それでもいいから、どういう意味か尋ねたら、
「美しい女性がいて、線香があって、すごく悲しい、、、」
くらいしかわからないと言うし、留学生ふたりの間でも、解釈はずいぶんと分かれた。

嫁の仙遊を哀しむ
仙遊奈んともする無し 去り何れに之きし
惆悵涙新たなり窈窕たる姿 
首を回らせば多才 眉目秀ず
香煙一縷 悲しみに堪えず
寿山 鍾次郎

僕はこっちを読んでも、まだよくわからないけど、、、、。

Friday, July 24, 2009

Single Fatherの子育て

いやあ、今日は疲れた!
忙しいのはいつものことだけど、9時から18時過ぎまで研修・面接・学生指導・授業・会議。
休む間もなく予定を入れちゃう僕の自業自得なんだけど。
研究室に居ながら、メールをチェックする時間さえなかったよ。

ーーーーーーーー
昨日の朝の出来事
①朝、起きてみたら食卓に祐馬の私物が散乱している。いつも注意しているのに!これじゃあ、朝食ができないじゃないか!!

②まだ寝ている祐馬のところへ行き怒鳴る。「食卓を片付けなさい!」
寝た振りをして動かないので、さらに怒鳴る。

③渋々起きてきて、中途半端に片付け、また部屋に戻って寝る。
残りは僕がまとめて祐馬の机のところへ持ってゆく。さらに怒鳴ることもできただろうけど、それはやらなかった。

④8時、僕の出勤時間になっても、まだ寝ている。夏休みとはいえ、もう起きる時間だろう!
また怒鳴って、無理やり起こそうかなとも思ったが、、、

⑤気を取り直し、
「冷蔵庫にパンを戻しておいたから、自分で食べなさい!」
優しく伝え、子どもたちを残し仕事に出かける。

ーーーー
ト書き(父親の心情)

①祐馬なりの価値観・理由づけがあるのだろう。食卓を自分の居場所として主張したい、子ども部屋は暑いし既に散らかってるから作業できない、明日も続きをするから置いといてよ、、、などなど。
自分を主張したい祐馬の気持ちはよくわかるよ。僕もその頃、そうだったから。
親の枠組みを受け入れたくない。あえて自分が作った枠組みをキープしたい。そのためには、親の枠組みを捨てるんだ。祐馬とパパは、考え方や性格がよく似てるからね。

②父親として、子どもとしっかり向き合いたい。子どもの近くに居て、有効な親でいたい。優子がいれば、ふたりで親をできたから余裕があったけど、今はパパひとりだからね。手を抜くわけにはいかないよ。
父性をしっかり与えてあげなくちゃ。
河合隼雄風にいえば、
父性=切る機能、行動基準、規範・善悪の判断、子どもを見捨て、分離・独立する。
母性=無条件の肯定、絶対的信頼、包み込む機能、安心感、関連性。

父性=父親、母性=母親ではない。
子どもへの関わり方のふたつの大切なヴァリエーション。両方のバランスが大切だ。
適切な父性が自信と自立を、適切な母性が豊かな人間関係を育む。
過剰な父性は断絶・孤独を、過剰な母性は密着・依存を生む。どちらもうまく成長できない。

祐馬の価値観は認めてあげたいけど、家の規範に反する。規範を曲げるのではなく、自分の欲求をコントロールする能力を身につけてほしい。祐馬が子どもから思春期に成長し、主張能力をつけてきた。それは嬉しいのだけど、自己の欲求のエネルギーは、他者と折り合う中で有効な力となる。家族から、社会から受け入れられる形で、自分のエネルギーを発揮してほしい。

③祐馬は自分の枠組みを取り下げることができたじゃん!でも、半分だけね。全部服従はムカつくから。
でも、パパも同じようにムカついていたんだよ。
「中途半端に片付けないで、ちゃんとやりなさい!!」
こんどは、僕自身がこぶしを振り下ろす先を探さなければならない。親としての感情のコントロールが求められている。

④親の規範をしっかり伝え、とことん子どもに従わせなくちゃ!と思う一方、ここは、祐麻のある程度の自己コントロールを認め、引き下がらなくちゃ!とも思う。どっちにしようかな。
自分の感情に任せるわけにもいかないし、さらに強く出たら、父娘関係の断絶が心配だ。
優子がいれば、ふたりタグマッチでできたんだけどなあ。

⑤、仕事に出かけ、ひとりで朝食をさせること自体、とても父性的だからね。
孤食は寂しくない!?
多少、母性の方へもスイッチしなくちゃ。
父親が厳しさを伝えた後、優しさを伝えるって、親側は混乱しそうだ。
祐馬側はどう受け取ってるのかねえ?
祐馬だって、パパしかいないもんね。
しっかりパパと向き合っているよね。多分、、、

Saturday, July 18, 2009

夏の記憶


今日から、子どもたちの夏休み。
今朝から10日間、近くの神社でラジオ体操。じんと一緒に出かけた。
祐馬は保育園ママと子どもたちと一緒にミスチルを見にap bank fesへ。
ギラギラの太陽から光あふれる夏はエネルギーに満ちている。

夏は特別な思い出がいっぱい詰まっている。
井上陽水がセピア色の世界に連れ戻してくれる。

子どもの頃、年に一度、祖父母の待つ四国の母の実家へ。
たくさんのいとこたちと縁側に並んでスイカを食べた
近くの川で花火大会。
おじさんのトラックの荷台にみんなで隠れて乗り込み、桜井海岸へ海水浴。

高校の山岳部の夏合宿は北アルプスか南アルプスのお花畑の稜線を縦走。
天上の楽園は日差しが強くても空気は冷たく澄んでいた。

高校留学で最初に訪れたSan Fransisco郊外のStanford Univ.
広大なキャンパスの芝生は限りなく広く、スプリンクラーで散水していた。

優子と出会ったのは夏のアメリカ。
大学のキャンパスを回りながら、日米の学生仲間と熱いディスカッション。

ロンドンにはギラギラ太陽はなかった。
むしろ、ロンドンからのヨーロッパ旅行で太陽がいっぱい。
その名の通り、スペイン南岸のコスタ・デル・ソル
リゾート地シャモニから垂直に切り立ったエギーユ・デュ・ミディからの氷河回廊。氷河に反射する紫外線で、欧州最高峰モンブランが輝いていた。
エジプトはギザのピラミッド、アブ・シンベル大宮殿に、紅海でのシュノーケリング。

この10年は、草津で子どもたちに夏の思い出を作ってきた。
去年の夏休みも、ふつうに草津で過ごし、山に登った。
我が家にとって草津は現在進行形。まだセピア色ではなく、カラー刷りだ。
また、今年の夏が巡って来ちゃった。
さあ子どもたち、楽しく、思い出をたくさん作ろうな!
でも、ママはいない。
優子のいない夏をどうやって過ごそうか?
カイちゃんも家に来たし、普通に過ごせばいいんだよね。

でも、優子はまだセピア色ではない。

Sunday, July 12, 2009

Dear Sharon


I just want to tell you how much I feel supported to know somebody thinks about me and my pain, even though you are so far away and do not share the everyday life.

I am fine.
My kids are fine too.
I can use my energy to my work and childcare as much as I used to.
As a single parent, I feel more close to my children.
A beagle puppy came to our family last week. Yuma became his 'mother' and takes good care of him. Zen stated to go to his new high school from April and busy playing in the volleyball team. Eugene is now 10 and enjoy his gymnastic team.
I can be a good father to the kids. I think I have been rather hyperactive to cope with my deep pain. I sometimes feel like running around like a crazy clown over the last 6 months.
The pain stays unchanged deep in my mind. I see my therapist regularly, write my blog to get my emotions out, meet friends, read all kinds of books like novels and professional books on mourning work... I thought I knew how to work on my mourning process, and I have been trying my best. I know they help a lot, but still, my pain stays.

It is a kind of pain that I still wish Yuko is alive, I dream about her. My memory of her last moment flashes back even when I keep my concentration. Yuko and I were skiing when she suddenly fell down, lost consciousness and breath at once. I tried to rescue her by mouth to mouth for hours in vain.

I also remember her good memories. It was four years ago when we went to Toronto and saw you. You and Becky took great care of our kids, went up to the CN tower. We had very nice dinner in an Italian restaurant downtown Toronto. This picture is not a very good one, but it is the only one with Yuko at the restaurant.

I don't know what I want to say to you. I guess I just wanted to let you know how I am doing/feeling now. Thank you for being with me. It is very reassuring for me.

Tiki.

Saturday, July 11, 2009

カイのねぞう


木曜日に来ました。カイ君です。初日は凄い鳴いて大変でした。。。
まだ色々と体の事とか、心配だけど大丈夫かな~。
寝てばっかりのカイちゃんだから→みたいな格好もバシバシバやっちゃってます❤
可愛い!!
トイレした後には褒めまくってるから意外に「カイちゃん!うんちして!うんち!」って言ったらキャンキャン言う前におトイレしてくれるという、エライ子にできあがっています!!これからが一番だけどねっ。
カイちゃんはうちんちだけじゃなくてみんなのスターだね☆★☆
おデブにならないかが心配っっ!!
これからも沢山カイの写真投稿するね!!

チャリ墓参


優子がここにいないことはわかってるけどさ、
お盆だし、一応やってきたよ。
子どもたちは、それぞれ休日も結構忙しくて。
班活に水泳、それに体操教室、、、
まあ、僕一人で来るのも悪くはないかな。
祐馬が、ママによろしくって!

電車&折り畳みチャリで来たよ。三浦海岸駅から10分くらいかな。ずいぶん早かった。
家族と一緒に車で来て、帰りにおばあちゃんちに寄って、なんてしてると一日仕事になっちゃうけど、こうやって一人なら半日で済むかな。僕も今晩は仕事が入っちゃっているんだ。
弁当作ってきたからさ。一緒に、食べよう!焼き肉弁当だぞ!

お墓が落ち着く場所になるなんて、思ってもみなかったよ。
いや、群馬のボクの先祖代々のお墓は、落ち着いたかな。
優子は、この下には眠っていないんだよな。
この上の、空で海を見渡しながら舞っているんだよね。わかっているよ。

、、、ああ、半年ねえ。
まだまだだよ。
一応、僕はその道のプロだし、ブログやら西魔女やらを使って、喪の仕事を効率的に進めれば、比較的早く済ませられるかな、なんて淡い期待を抱いていたけど、そんなことないね。まだダメだよ。無理しない方がいいみたい。
でも、子育てと仕事は、バッチリこなしているから。
まあ、そのあたりは優子も心配せず、僕のことを信頼してくれているとは思うけど。

じゃあ、もうぼちぼち帰るよ。
帰りの電車も空いていると思うから、のんびり小説でも読んでヒマをつぶすよ。
次回は、子どもたちも連れてくるから。
じゃあね。また、、、

Friday, July 10, 2009

お盆


昨日、職場の同僚から、
「Tikiさん、今年はお盆で何かやるの?初盆だから大変でしょう?」
「えっ、お盆って何するの?」
今まで、そんなことやったことないから、お盆といっても、お盆休みか盆踊りくらいしか知らないんですけど。
八百屋や花屋の店先には、得体のしれない「お盆セット」が並んでいるけど、どうやって使うんですか?

仏教の習慣だから、僕らには関係ないし。
でも、ネットで調べてみたら、必ずしも仏教の習慣でもないみたい。
魂を迎え入れ、少しうちに戻って、また送り火とか精霊流しとかで、あの世に戻す。
そういえば、お墓にも行っていないなあ。
この週末、僕ひとりででも行こうかなあ、、、

なんて夜、寝る前に考えていたら、しっかり、夢の中に優子が戻ってきたよ。
美術館かどこか、ふたりでのんびり歩いているんだ。
優子「ねえ、別れてしまって、連絡取れなくなった人とは、どうするのかしら?」
Tiki「さあ、それは、別れたままか、思い切って勇気を出して連絡を取るしかないんじゃない?」
なんか、ふつうにありそうな会話だったなあ。
悲しみも、なにもない。ただふつうに優子と一緒に居ただけみたいな。

ワンちゃんがやってきた!
ケンネルさんから初めのしつけが肝心だからと、食事の与え方や関わり方をしっかり教わった。祐馬は「きゃー、可愛い!!」という雰囲気でもなく、母親(主たる養育者)としての責任に、やや押され気味の様子。
(焼きそば+ポテトの卵とじ弁当)

Thursday, July 9, 2009

悲しみの土台


昨日は、午前・午後、2ヶ所で研修の講師をやった。
比較的早く家に帰れたのだけど、さすがに疲れて早めに寝てしまった。

研修ってのは、電話相談について。事例を提示したり、ロールプレイをしながら、相談技術を磨くわけ。
クライエントの気持ちに、どう寄り添い、共感するかという基本に立ち戻る。
クライエントは、マイナスの気持ち(もうダメ、どうしていいかわからない、死ぬしかない、希望が絶たれた...)と、ちょっぴりのプラスの気持ち(でも、どうにかしたい、前向きに考えたい...)の両方を提示してくる。相談員がクライエントのマイナスの気持ちに触れるのは結構難しい。言及するとその部分が拡大され、ますます落ち込んじゃうんじゃないだろうか、一緒に泥沼にはまって抜けられなくなるかも、時間がかかってしまうかも、、、などの危惧が伴う。結果的に、ちょっぴり見せたプラスの部分に注目し、そこを語ることによって、よりプラスの方向へ引っ張ろうとする。
でも、それじゃあダメなんだよね。しっかりマイナスの部分に降りて行ってあげなくちゃ。それを躊躇するのは相談員の不安の現れであり、泥沼になるわけじゃないよ、、、ということを伝えたかった。

先日、毎年恒例のゴルフコンペに参加した。一年ぶりの仲間たちと旧交を温めるという感じ。優子の悲報を知っている人も知らない人もいるし、男同士のゴルフの最中に、そんな話題は当然触れない。でも、仲間のひとりが、
「Tikiさん、こんな時、よく来たね!」と一言。
僕も「ありがとう!」と一言返し、それで終わった5秒ほどの会話。
でも、それがどんなに救われたことか!!
僕自身、プラスの気持ちを賦活して、普段の生活を前向きに引っ張ろうとしている。仕事だって、ゴルフだって。でも、その氷山の下には、深いマイナスが隠れているんだなって感じるよ。仕事に集中しても、ふと一瞬、優子を失ったスキー場の現場のシーンが脳裏によみがえってしまったりする。どうしようもない深い悲しみの土台の上に、前向きな自分を成り立たせているっていう感じかな。

土台の悲しみを見過ごし、がんばっている上積みの部分だけを認めてもらっても、ピンとこない。
「そうじゃないんだけど、、、」と言いたくなる。
でも、誰かが土台の部分を見ていてくれるという安心感が、前向きのベクトルを延ばすことができる。
僕は悲しみの中に留まっていたいわけじゃない。それをいつまでも、じっと見つめていたいわけじゃない。そこから抜け出したい。

電話に相談してくるクライエントも、両方の気持ちを持っている。面接よりも気軽に簡単に相談できる電話では、よりマイナスの部分が多かったりする。でも、電話をかけて、救いを求める行為は少なくともプラスの部分だ。じっくり、受容するだけでは、マイナスの部分の会話に終始してしまう。ちょっぴり示したプラスの部分をじっくり会話して増やしてゆくことが大切だ。でも、プラスの会話だけでは信頼感は生まれない。クライエントのマイナス:プラスの気持ちの割合に合わせながら、その両方の気持ちに寄り添うことが大切なんだよな。僕は、4:6くらいかな、、、、と思いたい。

今日は、いよいよワンちゃんのおこし入りだぞ!!
バターライスwithミートソース)

Sunday, July 5, 2009

Tikiさん

Tikiの心の重みがつたわってくると、私の心も悲しみで重くなります。
より重くなる、といったほうがいいのかもしれません。

Tikiが私の心の中にずっと住んでいて、会えない苦しさ、離せない苦しさ、一緒に暮らせない苦しさ、触れることのできない苦しさを感じているのは、私も同じです。だから、あなたの心の重さが直に私に伝わってくるのです。同じ重さを私も同時に感じているの。

私もこちらへ来て、いろいろな人に会ったわ。皆に良くしてもらっている。
でも、Tikiへの愛情と他の人の思いやりは別のものじゃないか?って感じるの。良くしてもらって、本当に有難いのよ。感謝しているの。皆に支えてもらわなかったら、こっちの世界でも生きていけないくらい。でも、やっぱりあなたを失った心の空洞を埋めるものはないような気がする。それだけ、あなたとの関係は特別なものだった。子供と私の関係も特別なものだわ。でも、親子の関係と夫婦の関係はまた違うもののような感じがする。子供たちもTikiも愛しているのよ。でも、何か質が違う、相互補完できない愛情のようなきがするの。

心の隅で、すこし嬉しいの。21年一緒に暮らした私だからこそ、Tikiがこんなに苦しんでくれているんだ・・・って思うと。ごめんね。意地悪じゃないのよ。私も辛いの。21年一緒に暮らしたTikiの代わりがいないの。だから私も苦しいの。心が重いの。

無理をして悲しみをとめようとしないで、悲しいときはきっとTikiもこの悲しみを感じてくれているんだ、って思いながらやっていきます。苦しいけれど、Tikiが好きだから苦しいんだ、って思います。Tikiが、私を失った悲しみを必死で何かで埋めながら、私を失った子供達のことを心配して懸命に育ててくれているのが毎日ひしひしと伝わってきます。有難う、Tiki。これからもずっと見守っています。Tikiと子供達のこと。Tikiさん、私の夫でいてくれてありがとう。子供達、私の子供でいてくれてありがとう。

今とてもTikiの背中に触れたい・・・

Saturday, July 4, 2009

何の変哲もない一日(6ヶ月目)

6時におきて、下の両親と今日一日の打ち合わせ。 弁当作り。今日は親子丼。例によって、男の単品オカズ弁当。 子どもたちを起こし、ご飯とみそ汁のシンプルな朝食。
コーヒーを飲みながらPCを立ち上げ、メールをチェックし、昨夜、家でした仕事をUSBメモリに吸い上げる。 今日は比較的ゆっくり。子どもたちの登校を見送り、自分も出勤。
ホントはチャリ通したかったけど、天気予報では夜から降り出す梅雨空。
車で出かける。 カーステレオに、今はまっているSalyuを流し、ひとしきり涙も流し。 仕事は二ヶ所。昼は大学で授業と会議と雑務をこなし、今晩の研修の準備。
締め切りが迫っている原稿には手をつけられず。 夜は車で都心に移動し、研修の講師。 9時に仕事を終え、帰宅。
じんはもう寝てるけど、上のふたりはまだ起きている。週末だもんな。 普段どおり、何の変哲もない一日だったけど、それでいいの? ちょうど6ヶ月前の今日、人生でありえない最大級の変哲を経験したばかりなのに。 何か、特別の日じゃないといけないんじゃないの? みんなを呼んで法要をするとか。 家族で会食するとか。 一日、落ち込んで優子の悲しみにくれ、誰にも会わず引きこもっているとか。 そのいずれでもなかった。 あえて、普通の日だったよ。
だって、全然普通だもん!
いくらでも、元気にできるさ。
うつ症状なんて、ぶっ飛ばせ。意欲・食欲、問題なし。
チャリで鍛えた身体も健康。
子どもの前では、いつもの父親でいられるし、食卓には笑いもある。
仕事はばっちり、グイグイ力強くやっている。

でも、祐馬さあ、桜井さんには悪いけど、この半年、パパの中で、ママがずっと生き続けてるってのも、結構つらいよ。
祐馬の中でもママはちゃんと生きていると思うけど。
てか、ママが居てくれないと、パパはやっていけそうもないというもの事実なんだ。

でも、時々、ママはもう、パパの中から消えてくれないかな、早くどこか遠くに行ってくれないかなと思うこともあるんだ。
だって、現実には居ないのに、心の中に居るのは、とっても辛く、悲しくなっちゃうじゃん。
その深い悲しみは、半年たっても、ぜんぜん変わってないんだ。
悲しみだけ消えて、ママがパパの中に落ち着いて居続けてくれるってのが理想なんだけど、そううまくいかないみたい。

ママはね。この21年間、パパの何の変哲もない生活を、毎日ずっと見ていてくれたんだ。
パパも、ママのこと、ずっと見ていたし。
何も話さなくても、ケンカしていても、海外出張していてもね。
そういう人が、急に消えたんで、パパは生きる基盤を失ったんだ。

でも、本当は、パパは幸せなんだよ。
ママがいなくても、たくさんの人が、パパを見ていてくれている。
じんも、祐馬も、ちゅけも。じじとばばも。
たくさんの友達や、保育園仲間や、仕事仲間や、学生たちも。
それに、このブログだって、きっとまだ知らない、いろんな人が読んでくれているんだろう、って明るい予測を立てることもできる。
こうやって、普通に、元気そうにできるのも、きっと、みんなが支えてくれるからだよ。

それなのに、とっても悲しく、不安なんだ。

ゴメン。それは祐馬たちも同じのはずだよね。
大丈夫だよ。
パパは、ママの抜けた分、二倍にして、君たちのことを、バッチシ見ているからね。
まだちっちゃいカイちゃん、みんなで元気に育てようね!
カイちゃんと一緒に、君たちも、安心して育ちな!

Friday, July 3, 2009

ヤバぁ・・・マジ超かわいいい

今日で半年かぁ。全然実感がないよね~。つい、一昨日の事の様。
ベットとかで寝っ転がってたら当たり前の様にフラッシュバックしてくるし。
正直ママのお通夜の事とかあんまり覚えてないし。どちらかといえばあの日のスキー場でのホテルの部屋の方がしっかり覚えてる。
パパから電話受けた時から心臓ずっとバクバクしてて、自分でも(あー健康に悪いなー)とか思ってたり。でも8時頃になってくると祐馬だって何か勘づくし。
パパがタクシーから電話してきた時もずっと、ママが横に居てパパに向かって「ねぇ、もう祐馬達が可哀そうだからそんな悪戯するのやめてあげて。」って言うの本気で期待してたもん。その後2時間ぐらいパパが来るまで泣いてたし。その後病院に向かう車の中、すっごい喉が渇いて。パパのコーヒーがすごい苦くて。さぁ、今起こっている事が事実ならこれから凄い大変だぞ、友達とかどう思うだろうってとっさに考えてたの覚えてる。
ママの遺体見るの凄い怖かったけど、暗い外で待ってる方が怖かったし。
今思えば、病気で死んでくれなくってよかったって本当に思う。
ママが弱って行くの見たらそれこそヤバイ・・・。心の準備とか言うけど子供からみりゃあそんなの全然関係ナシ!だし。   でもあれだよ、桜井さんだって

もし僕がこの世から巣立って逝っても
君の中で僕は生き続けんだよ
そう思えばなんとかやって行けそうだよ

って歌ってるし。何が言いたいかっていうのは、、、分かんないや。
自分で考えたらわかるし、きっと祐馬と同じこと思ってるよ!

ん~~・・・いいや!とにかく桜井さん大好き。

結構、長々となってしまったけど本題はこれからっだ!!

今日ね、ペットショップに行って、ビーグルちゃんに会ってきました!!!
ヤバぁ・・・マジ超かわいいいいいい!!!!!!!
寝起きで機嫌悪そうだったけど、ホントに可愛い!
5月26日生まれの超子犬ちゃんだった。
「クゥンクゥン」鳴いて時々「きゃぁぁーん」みたいな声だして欠伸すると体全体がぶるぶるぶるっって震えて全体的にポテッって感じのイメージで(子犬は誰だってそうだよなぁ)肉厚(皮厚?)もぉー手足と口の皮がブニって余ってて、祐馬の下手な説明じゃ言い表せないけど!男の子で。
それでもお母さん、お父さんどっちも血統書付きで2匹ともアメリカのドックショーのチャンピオンなんだって。いい子ちゃんなんだねー。
そんなワンコの名前は、、、   ごめんなさい!かぶってる人もいるでしょうけど!!全然関係なしで・・・!!
カイ   です。
ゆずはあまりにも和風なんで、、、。「カイ」は最初、海がいいなぁって思って、でもこっちの快もいいし、会もいいしって事でひっくるめて!!カタカナ!
ホントに可愛くって、でもいい子なら可愛いだけの名前はよして、(最初、「バムとケロ」の絵本が大好きでケロにしようかと本気で思ってたから・・・)

家に来るのは結構早くなりそう!!

Thursday, July 2, 2009

あたしのママね

祐馬です。

パパったらsalyuにはまったとか言ってto uしか聴いてないじゃん。で、すぐ飽きるんだから。(本門寺Liveまでは持ってほしい・・・!!)
いつものパターンだし。他にはウォーターボーイズのテーマ曲とか、「旅立ちの日に」とか一時期はまってたね。。そしたらミスチルの「HANABI]とかだってパパが好きそーな歌なのに。(パパ曰く桜井さんが歌うと全部同じ歌に聞こえるらしい・・・。ひど。)
もっと地味っていうかそんなヒットしてない歌だって聴いてみればいいのに。
歌詞に深い意味を感じて感動するのになぁ。

学校での出来事・・・
二、三日前の出来事だけど、とっても厳しい英語の先生がいて、(ちゅけが言うには教えるのが上手い良い先生だって聞くけど。。。)ある日その先生に呼び止められて、何かと思えばいきなり
「お母さんの話しになっちゃうんだけど、お母さんサイマルでしたよね?お兄ちゃんはよく知らなかったみたいなんだけど、サイマルはとってもすごいんですよ。
お給料とかも他とは全然段違いで、ずっとあっち(欧米)にいても入るのがとっても難しくって。
そんな現場で同時通訳してたなんてとっても努力して、何度も復習して、素晴らしい事なんですよ。だから英語、頑張ってね。」
と、言われました。だってよ。よかったね、ママ。
その後、友に「何だったの?」って聞かれて、まだ誰一人そのこと話してないから一瞬固まってなんて言おうか迷ったけどできるだけ普通に言おうと思って、「あたしのママね、今年の1月ぐらいに亡くなっちゃったのね。それで前の仕事の事、すごいね、って言ってたの。」って言ったんだけど「亡くなった」って言った瞬間すごい泣きそうなって、でもこらえて、友もちょっと固まった様子で。すこし経ってからただの仕事の事って言っておけばよかったなってすごい後悔したけど。
またもう一人の子が「さっきなんだったの?」って聞いてきてちょっと戸惑って「・・・?仕事の事。お母さんの・・・。」って言ったらさっきの友も「うん。お母さんの仕事、仕事。」って助けてくれて助かった・・・!まだまだ弱いなぁ。

もう一つの事は今日、遅れてきた人がいて、給食の時間になって先生が「先生には連絡来てないんですけどぉ~!」とか言い出してきてその子は「えっとぉ・・・」でちょっと止まって、その時間には何も言ってなくて。祐馬、同じ班だったから「この牛乳パック空けてもいい?」って聞きに行った時(顔うずめてて)ちらっとみえた顔が赤くなっててその時は何とも思わなかったけど、給食終わって皆が散らばった時に(たまたま祐馬は教卓の近くにいて)聞こえたんだけど「朝、ばあちゃんが死んで、、、。」って言ってて、、、。
その後は知らないけど次見た時にはもう号泣してて。でも、全然みんな気づいてなかった。
そこで思ったのはその子いっつもふざけてるかんじのやんちゃくんで、友達のことバカとかデブとか言ってるような子で、、、驚いたっていうかすごい大胆に泣いてたから。
祐馬のイメージ上、そういう男子はそんなことどーでもいいしみたいな感じばっかだと思ってたから。優しいんだね。
先生はごめんよ、そういうつもりじゃなかったんだよ、って必死に謝ってた。
でもすぐ廊下でプロレスやってボタン壊してた。ちょっとだけ目が赤かったけど。
すごく強いなぁ。

記念日(命日)反応

Anniversary Reaction

...is a return of restlessness and fear in response to unresolved grief resulting from significant losses. It can range from feeling mildly upset for a day or two of anxiety, anger, nightmares, flashbacks, depression or fear, to more significant psychiatric or medical symptoms.

なんか、この4-5日、調子悪いんだよね。
妙に、優子のことを思い出すことが増え、悲しくなったり、気持ちが重くなったり。
1~3月ごろの、胸が詰まるような重苦しい気持ちが、少しだけ戻ってきている感じ。
物悲しい音楽を聴いて涙を流したり、ブログを書く頻度も増えたり。
ようやく最近、優子が過去の人になりつつあるかなと感じていたのに、また、もとに戻って来ちゃったみたい。まだ、優子の面影を心の中に生かしておきたいという自分がいる。そんなことしても、仕方がないのに。

そう。明日が6ヶ月の月命日なんだよね。
この半年間、毎月の3日は何となく意識してきたし、友人がメールで悼んでくれたりしていたのだけど、6ヶ月って、半年だもんね。特別な日という意識がある。
でも、具体的に何かをするつもりもないよ。土日も忙しくて、お墓参りさえ行けそうにないし。(それとも、どうにか時間を作って行ってこようかなあ・・・)
今の状況が、僕にとっての抑うつ状態なのだろう。

3日は祐馬と僕の誕生日でもある。
秋はいろいろある。9月は僕の誕生日、10月は僕らの結婚記念日、11月は優子の誕生日、そして来年1月は一周忌、、、
そのたびに、こんなreactionが起きるのかなあ。