Send your message to lettertoyuko@gmail.com


Saturday, April 20, 2024

子ども達の結婚

 優子、久しぶりだな。

普段は優子のことすっかり忘れちゃっているけど、今回は報告しなくちゃ。

ちゅけと祐馬が結婚したよ。
優子が我々から去った時、ちゅけは15歳、祐馬は12歳だった。
それから15年経った今、それぞれ30歳と27歳だ。
小・中学生だった姿しか知らない優子からすれば信じられないだろ!
俺だって信じられないよ。

二人が巣立ってくれた。
別に、結婚する前から巣立ってはいた(=親としての責任は果たした)し、これからだって親子関係(=親子の愛着)は続くのだけど、やっぱホッとするよな。優子は子ども達だけじゃなくて俺も褒めないとダメだぞ。
祐馬はよくわかっているんだよ。

パパが子ども達が結婚して親の代わりかそれ以上に私のことを大切に想ってくれる人ができて良かったと言っていた時に何となく意味が分かりました。

そんなこと言ったか??
正にそうなんだよ。パパは大切なママを失ったけど、今は、子ども達以上にパパのことを大切に想ってくれる人ができた。由美のことね。
パパは子ども達のことを今までみたいに第一に大切に思わなくても大丈夫になったんだ。そりゃあ気が楽になったよ。

二人の結婚式は対照的だよな。
ちゅけはどちらかといえば伝統的な結婚スタイル。何とおばあちゃんと同じ四国から上京してきた可南子さんと婚活アプリで出会い、友達・親族80人(くらいか?)を呼んで、都内のレストランで大きな結婚式。最近の結婚式は進化したよな。昔はあんなにたくさんの係員がコーディネートすることはなかったよ。おかげでパパも父親の挨拶をして、定番の涙を流して想いを伝えることができたよ。ちゅけが生まれ初めて父親になった体験や、ママを失った後、ちゅけの高校合格発表の話もできた。

そもそも、結婚や結婚式は、親は主役じゃないんだ、どうでも良いんだ。35年前にパパが結婚した時も、親の思いなんか想像もしなかったしどうでも良かった。でも、親の立場になってみて、子どもの結婚がどれほど大きな意味を持つのか実感したよ。子ども達はそのことをまだ分からなくて良いからな。自分とパートナーのことを必死に考えていれば良いんだよ。

ちゅけに比べれば祐馬の結婚は革新的かな。結婚式をやらず、ウェディングドレスの写真だけ撮るってのは、今は結構流行って新宿のスタジオにはたくさん若いカップルがいたけど、昔はそんなのはなかったよ。プスカルはネパール人。普通の親世代からすればびっくりするだろうけど、パパは経済格差やmarrying up/marrying downってなことはまあ問題にはしない。
昨日の写真撮影にはきょうだいも友達も呼ばず、パパと由美はわかるけど、涼子さんとだいちゃんを呼んだのも革新的だよな。祐馬にとって涼子さんとだいちゃんがどれほど大切な人かということもよくわかる。これもママが去った功名というか、ママ代わりを果たしてくれたからな。
盛大な結婚式は1−2年してネパールでやるんだろ。パパと由美は初ネパールでトレッキングだな。だから結婚式に父親が泣くパフォーマンスができなかったぞ。でも、まあその分、祐馬の手紙は良かったよ。祐馬の承諾なしでメッセージを優子に届けよう。

ママがいなくなって、それ自体はすごく悲しかったけれど、今までの生活の中でうちの家は片親家庭なんだと実感させられる瞬間は無い程、不自由なく自由に育ててもらいました。

経済的な不自由さがなかったというのはパパの職業柄まあ想定できることだが、情緒的・心理的な不自由を与えなかったというのは、パパも努力したんだぞ。それはわかってほしいな。

大人になって理解できたけど、最愛のママが亡くなってしまって、その中でも子ども3人を育てあげてくれたパパは立派で尊敬します。

別に、子どもからそんなに尊敬されなくても良いんだけど、まあ祐馬の気持ちは嬉しいよ。むしろそれは次の世代に繋げてくれ。祐馬も尊敬される母親になるんだ!

だから今は由美さんとパパが幸せに暮らしていてくれれば、それが私たちが一番欲しいものです。

それは言われなくても大丈夫だよ。由美とパパの幸せは自分たちで確保できるから。とは言え、子ども達が幸せでいることがパパの幸せにも直結するから、おまえらも関係するんだぞ。

パパが昔から自分の気持ちを話して共有するようにトレーニングしてくれたおかげで気持ちが落ち込む時も周りに助けを求めて心の健康を保つことができています。

それは一番大切なことだな。パパ自身がそれを実践してきたし、それを子ども達にも伝えることができたのであれば、それはパパの大成功さ。

ということなんだよ、優子。
優子は勝手に途中で天国に逝きやがったけど、子ども達はここまで成長したよ。それはぜひ優子に伝えたいことだよ。

あとはじんだな。末っ子のじんは兄ちゃん姉ちゃんのことをよくみているだろう。彼もよくわかっている、というかもしかしたら彼が一番わかっているかもしれない。
そのうちじんについても報告するから楽しみにしてな!!

Tuesday, January 23, 2024

何年目だっけ?

わりい、わりい。
すっかり忘れてたよ。何年目だっけ?
2日経ってから思い出したよ。
今年の正月は大変だよ
元日に能登で大きな地震があって
2日には羽田で飛行機が衝突して💥
300人近くが全員避難できたってすごいよね
高山村には息子たち3人が来て、薪割りして、温泉はいって♨️
なぜか娘たち(義娘も含め)3人は来なかった。忙しいみたい。

4日からは家族療法を教えに上海に来ているんだよ
3日間のワークショップ。
気持ちは1月3日の優子をすっ飛ばしてとっくに次に進んじゃうんだ。まあそれで良いわけなんだけど
由美は母ちゃんのお墓参り行ったんだって
オレ優子んとこにしばらく行ってなくてごめんね
今度、由美と一緒に行くからね 

これを書いたのが1月10日で
ブログにアップしたのが1月23日でした⇘