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Wednesday, December 29, 2010

祐馬の帰国

成田で祐馬を出迎える。
到着ゲートのベンチに座り、暇にまかせてツイッターしまくる。


一ヶ月ぶりは成長したかな?
私の高校時代の経験は、「あ~あ、帰って来ちゃった」という落胆だった。

混んでなければ、ボチボチ出てくるかな⁉
14歳のひとり旅。

You will be what you want to be!
初めに、なんで言うかな?

Saturday, December 25, 2010

Writing Down the Bones

今年最後の旅行は沖縄。今回は楽しみの旅なので、ちょっと贅沢してpremium classにした。ジャンボ機のプレミアムクラスの座席は広くていいね。沖縄は国内線では長めの2.5時間、のんびりするにはちょうど良い時間だ。

今回は旅行ガイドブック以外、一冊も本を持ってこなかった。普段は集中したい時、リラックスしたいときなど
TPOに合わせて3-4冊は持ってくるのだけど、今回は読みたい本、読みたくなるかもしれない本を全部PDF化してiPadに入れちゃった。荷物も軽くなり、すっきり。あえて難点を言えば、飛行機の離着陸時に電子機器が使えないこと。だから、本を読む代わりにこうやって万年筆で書いているんだけど。
これから離陸だ。となりは空席、ラッキー。のんびりできる。

西魔女に勧められたNatalie GoldbergのWriting Down the Bones(魂の文章術:春秋社)もiPadに入れて読んでいる。なるほど、そういう書き方もあるんだね。こうやって今書いているのも、そういう感じなんだけど。まあ、今までblogに書いてきたのも、それに近いんだけどね。
新しく買ってきた本をいきなり裁断機でぶった切るのは、はじめちょっと勇気が要ったが、iPadを使えば、かえって読みやすくなるから、今はどんどんちょん切ってしまう。暗いところでもOKだし、拡大自在だから老眼にはやさしい。

Friday, December 24, 2010

祐馬 in Australia

祐馬には、あえてこちらからは積極的にコンタクトしない。すると、祐馬の方から何度か連絡してきた。今は、便利だ。iPhoneを持っているから好きなときに電話・メールしてくる。先週も突然電話してきて、

ねえ、パパのiTunesのパスワードを教えてよ。
えっ、何に使うの?
JackとBenとダウンロードをいろいろ試しているんだけど、うまくいかないからパパの使わせてよ!
ああ、そういうことね。パスワードはちょっと教えられないなあ。
ふーん、じゃあ、いいよ!
ガシャン

それだけの、隣の部屋にいるような会話。

そしてクリスマスイブ。中学は終業式。学校の職員室に出向き、担任の先生から2学期の通信簿と冬休みの宿題をどっさり受け取る。
夜、祐馬に電話する。
まず、ダイちゃんと話す。

祐馬はとても良い子だよ!うちは息子二人だから、祐馬ちゃん欲しいくらいだよ。
Yeah! She may be come back and forth between Australia and Japan.
じゃあ、ゆまにかわるね。

ゆま!
なに...!
通信簿もらってきたよ。帰ってきたら点数を教えてあげるよ。今はそんなこと気にしないで残り4日間のオーストラリアを楽しんでおいで。Merry Christmans!
ねえ、ダイちゃんたちとか、もうずっと祐馬と一緒に居たいって。ダイちゃんたち、お正月に日本に来て、スキーするんだって。祐馬も一緒に行っていいでしょ!
そうだねえ、パパもスキーはしたいし...。まあ、今はっきり言えないけど、予定を考えてみようね。
うん。じゃあ。Merry Christmans!

Thursday, December 23, 2010

師走の後半

年末、12月も半ばを過ぎ、Holiday seasonになると、何となく浮き足立ってくる。忘年会をいくつかやった後は、会議も講演会も減り、仕事も減ってくる。心のempty space が甦ってくる。
1年の反省、NHK大河ドラマの総集編。年間ベストテン、紅白歌合戦。

毎年恒例のしんぶん(年賀状)も作った。今までは家のプリンターで印刷していたが、紙が詰まったりトナーが切れたり、けっこう手間がかかる。今回は、郵便局の年賀状プリントサービスを使ってみた。自力で印刷するより多少お金はかかるが、ネットでデータを送り、2日後には届けられるという早さなので案外使えるかも。

というわけで、年末年始は、普段忘れている優子とけっこう向き合うことになる。2回目の命日ももうすぐだし。
でも、もう大丈夫。寂しさが充たされ、悲しみが過ぎ去れば、優子との出会いは喜びに変わる。年末年始は普段のroutineの仕事から離れ、ゆっくり落ち着ける貴重な時間だ。
Welcome, 心の中の優子! 
もう、悲しみがやってくるのを怖がる必要なんかない。いつでも優子と向き合えるぞ。

Monday, December 13, 2010

学生時代の友だち

サクマ、昨日は楽しかったぞ!
高校時代、おまえはいつもヤニ臭く、チョイ悪のフリしてたから近寄りがたい奴だったけど、こんなにリーダーシップを発揮しているとは知らなかったぞ。何年か前、おまえが会長やってた中学校の「親父の会」に呼んでくれた時は都合がつかず失礼したが、今回の講演は日程調整も含め、ずいぶん前から計画したもんな。ふつう、講演会の打合せってのは、メールか電話か、丁寧にやるとしても、せいぜい担当者がひとり訪ねてくるくらいなのに、おまえらの場合は3回もやったからなあ。はじめにおまえとP連のお母さん会長さんたち数名が研究室にやってきて打合せ、次はオレの授業を見たいというので一緒に授業に参加してもらい、さらにオレがそっちまで行きP連の会合に出さされて、おまけに夜は飲み会に参加して。おまえら、完全にそういうプロセス自体を楽しんでるだろ!まあ、地域活動というのはそういうものなんだろうけど、今回は旧友のよしみでオレもそれに便乗させてもらったという感じだね。

講演も、授業も、カウンセリングでも、どういう内容を話すかということ以上にengagement、つまり自分のことを相手に分かって親しみを感じてもらい、相手(聴衆)の気持ちを引き付けて、この人、信頼できるな、自分のことを話しても良いなと印象づけることが、成功のカギを握るんだ。一般論はともかく、少なくとも僕はそう考えている。そういう意味じゃあ、サクマたちにも登壇して保護者からの質問を読んでもらったから親しみやすい雰囲気作りはバッチリだったね。まあ、講演会はうまくいったと思うよ。聴衆からの反応も聞きたいところだけど。

終わった後の打ち上げも、まあよくやったもんだ。カラオケはホント久しぶりだったよ。少なくともこの2年間は行ってなかったぞ。昔は学生たちともよく行ったけど、年をとり学生たちとの年齢差が大きくなるにつれ行かなくなった。別にこの二年間はしゃぎたくなかったわけじゃない。ただ単に、行く機会がなかったんだ。だから、久しぶりに弾けたね。まあ、酔いにまかせてよく歌い、はしゃいだもんだ。あれだけ騒いだから、すっかり発散できたぞ。ケイタイを店に置き忘れて後から真っ青になったり、終電にギリギリ間に合わず品川からタクシーで帰ったり、今日は昼過ぎまで二日酔いだったけど、悪い気分じゃなかったね。放散した後の軽い気分だったよ。しかし、おまえも良い仲間を作っているな。また、やるときは、わざわざそのために行くから、誘ってくれよ!

明日は、大学時代ののりゆきからpartyに誘われているんだ。
いいねえ、こういう学生時代の友だちってのは。さりげなく、オレのことも気遣ってくれているんだろ?態度には示さないけど。まだ今のところは、無理しないで甘えておくよ!

Saturday, December 11, 2010

ふたりでラーメン

ちゅけは期末が終わり、2泊3日の沖縄修学旅行。
昨晩はワクワクして眠れないかなと思ったけど、そうでもなく眠れたよ。
朝早いんだけど、どうやって羽田空港まで行ったらいいかな?
パパが車で送ってやろうか?
うん、ありがとう!
ついでにカイも載せて、6:40の集合時刻にちゅけを送りとどけた後、ドックランへ。

ちゅけと祐馬がいなくなり、じんとふたりになったね。
普段と変わらないポーカーフェースのじんだけど、何となくのびのびしているような、ちょっぴり寂しいような、、、
夕ご飯はじんと食べに行こうか?どこに行きたい?
ふだんはいつもどこに行くかでケンカするけど、今日はじんの好きなところに行こうね。
ラーメンがいい。
夕食にラ、、ラーメン?
じん、マグロとかも好きだよね。パパはお寿司でもいいよ?
ううん、ラーメン!
わ、わかったよ。じゃあ、ラーメン食べに行こう!
最近できた博多ラーメンに初めて行った。パパはラーメンとビール。じんはラーメンと替え玉。
濃厚スープは飲まずに我慢。ここんところ、忘年会や友だちの付き合いで結構飲んでたからなあ。明日も飲む予定だし、今晩はスリムに軽くいこう!
帰りは、駅前にあるお菓子の安売り店で、ふだんおなかすいたときに食べるお菓子、買いだめしようね。帰り道、
ラーメン美味しかったね!?
オレ、あのラーメンあまり美味しくなかった。
えっ!?
ああ、トンコツ味はあまり慣れてないんだよな。しょうゆ味の方が良かったかな。
それ以上、話すこともないけど、ふたり並んで帰ろうね。

Friday, December 10, 2010

ゴルフ仲間の告別式

Ground Zeroからの復興のプロセスだったんだ。いくら、ふだん元気そうにしていたって、僕自身の気持ちの中はぜんぜん違う。9.11や8.06ではなくて、1.03で一気に吹き飛ばされ、跡形もなくなった空洞から立ち直り、どうやって再建するか、いつもそこ基準にして今の状況を測るしかないんだ。あなたがいてくれて、こうやって話をできることだって、1.03以降のボクの復興段階の中で心強いってことなんだよ。そこが、僕のリカバリーポイントになっちゃったわけ。

4日前の仲間の告別式だってそうだったよ。喪主である奥さんのご挨拶は素晴らしかった。でも参列者からのすすり泣きにはとても違和感を感じたよ。2年前、あの祭壇には優子の写真がはまり、あの席には僕が居たんだ。信じられないけど、そうだったんだ。
僕も一生懸命、式をアレンジしたよ。泣いている場合なんかじゃなかった。参列者への感謝の気持ちも込めつつ、今の自分の気持ちを必死に来てくれた人たちに伝えようとしていた。泣くなんて、そんな状況じゃないんだよ。

まさこさん、何度かゴルフコンペでご一緒したTikiです。3ヶ月たち、いかがですか?式のお姿は素晴らしかった。まさこさんの気持ちがとてもよく伝わってきましたよ。でも、私を含む参列したほとんどの人にとって、彼のことはすぐに過ぎ去った過去になってしまうんです。私だって、彼とは年1度のコンペと、たまにキャンパスですれ違ってニコニコあいさつを交わす程度の関係でしたから。そうやって、集まった人たちは自然に散っていきます。それはそれで良いんですよ。いつまでも捕らわれているのは自分だけでいい。子どもたちには前に向かってほしいから。
周りの人たちはとても助けてくれますよね。でも、心の一番奥の部分は空席のままなんです。それはしかたがないこと。そのことを認めて、受け入れることができたら、だいぶ楽になりますよ。私は、精神科のお医者もやってるから、何かお力になれることがあったら遠慮なく言ってください。(3ヶ月後に出す手紙の下書き)

ずっと優子のことを考えていたわけじゃない。
X-day以前は、そばにいることが当たり前だし、一緒に子どもたちを育て、押し寄せてくる課題を目まぐるしくこなしていた。家族を作り、維持するための道具としてのパートナー。愛情の対象としての優子は、日常生活の間隙を縫うように、あえてお膳立てする意図的な瞬間だった。居るのが当たり前という安心感で満たされているから、それで全然かまわなかったし、それ以上深める必要もなかった。いなくなったから、こんなにしつこくいつまでも優子のことを考えてるんだ。

一緒に居れば、そのことが当たり前になり、それ以上思わなくなっちゃう。過剰な安心感は廃退に繋がる。それがイヤなんだよ。

Saturday, December 4, 2010

No news is good news

「祐馬、元気でやってるか?
祐馬が忘れた数学のワークブックは郵便局から送ったよ。一週間くらいかかるって。
届いたら連絡して。
パパ。」

「わかった。
ありがとう。」

まあ、それだけの返信メールで良いんだけどさ、もう少し、そっちのユマの様子を聞きたかったな。
No news is good news.
とはいうけれど。

ユマの気持ちも、パパはわかるんだ。
高校留学の時、友だちには結構たくさん手紙書いて、普段の様子とか報告し合っていたんだ。
日記もつけてたしね。始めは日本語だったけど、途中から英語になってね。
でも、親には時々義務的に書いていただけ。あまり書くこともなかったし、書きたくもなかった。親から返事が来ればそれなりに嬉しかったけど、いろいろ心配したり息子のことを思う気持ちは重たくて、ハイハイ、大丈夫だから、ほっといて、なんて感じで、あまり考えないように避けていたかもしれない。
親が子どもからの便りをどんなに楽しみにしているかなんて、パパがパパになるまでわからなかったよ。

ホント、それだけで良いんだよ。元気でやってることが確認できて、ありがと、って一言あれば十分なんだよな。Ryokoさんたちはとでも信頼できるパパとママの友だちだから、ぜんぜん安心してるし。子どもの姿が見えなくなるって、すごく淋しいんだけど、ホントはすごく嬉しいことなんだよ、きっと。

、、、というようなことをfacebookでRyokoさんにこぼしたら、
Tikiが寂しそうだからSkypeやりましょ!
って誘ってくれたよ!
今晩、話そうね。
しかし、便利な世の中になったなあ。

1年11ヶ月

優子、おはよう!
昨日は遅くまで忘年会で、書けなかったよ。ゴメン。

もうすぐ、まる2年だぜ。早いねえ。
来月3日、どうしようか!?いろいろ考えているんだ。
優子はどうしてほしい?
去年と同じようにやろうかな。去年来てくれた人たちに「また、来てくれます?」って案内を出して、去年よりはきっと人数が少なくなるだろうから、場所ももう少しこじんまりにして、でも優子の写真をお花で飾って、優子を天から呼び戻して、みんなで語り合う部分は去年みたいにして。
でも、もう優子の思い出話や悲しみを語らなくても大丈夫かなって。語れと言われればいくらでも語れるし、みんなと一緒に底まで降りて行っても良いんだけど、もうこの2年間、さんざんやってきたしね。
むしろ、優子の前で僕も子どもたちも元気だよ、がんばってるよという現状報告みたいな。そして来てくれたみんなも、元気だよ、がんばって生きてるよみたいなメッセージを伝え合うみたいな。
そういうのは、完全にカウンセラーの発想だよね。そういうことできれば、別に優子のこととは関係なく、生きている僕らひとりひとりがすごく元気づけられるはずなんだよ。だから、やっても良いんだけど、みんな来てくれるかなあ、、、

、、、という風に、2-3週間くらい前までは考えていたんだけど。
まあ、そこまでやらなくても良いかなとも最近思えてきたんだ。そういうのは、それなりに面白いんだけど。むしろ子どもたちにとって、どういうのが一番、ママを安らかに思い出して、楽しく時を過ごせるかなって思うと、親族・家族中心でいくかな。おばあちゃんとじじばば、おじさん・おばさん、いとこたちくらいで集まって、お墓参りして、近くの三崎漁港でお刺身食べて、、、くらいかな、とも思うんだ。
で、その後、さえとか、ゆきのとか、えっちゃんとか家に呼んで、楽しく賑やかにやるとか、、、

、、、ハハハ、結局そっちに行っちゃうね。
優子は、あまり人を家に呼ぶの好きじゃなかったからなあ。
でも、優子がどう思おうと、僕の好きにやらせてもらうからね。
あなたは、上から黙って見てなさい!