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Friday, January 1, 2010

優子の会のやり方

子どもたちへ

 ママが天国に行ってちょうど1年目の1月3日には、親せきと、ママが学生の頃や、お仕事、保育園などで本当に親しくしてくれた人たちと一緒に、静かにママのことを思い出そうと思うんだ。どんな風にするか説明するね。
 まず、お葬式でやったように、ママを空から呼び戻そう。そして、みんなで円くなって座り、みんなでママのことを話してもらおうと思うんだ。
 ママは、集まってくれる人たちの心の中から一生離れないと思うんだ。思いだすと悲しくなっちゃうよね。でも、そんなのイヤだから、思い切ってママを心の花壇にしっかり、きれいに植え込んであげようよ。集まってきてくれた人たちは、学生のママ、仕事のママ、友だちとしてのママなど、いろんなママの姿を知っているよ。そういうのを聞かせてもらって、「えっ、そうだったんだ!」って、ママのことを豊かに留めておこう。そうすれば、これから君たちが悩んだり、辛いことがあっても、心のママに話しかければ、きっと元気が出るよ。そして、ママみたいな素敵な人になれるよ。
 だから、君たちもママのことを想い出して、作文を書いてごらん。ママのこんなところが好きだったとか、嫌いだったとか。あるいは、ママのこんなところが人間として尊敬していたとか、あまり尊敬してなかったとか、、、なんでも良いよ。
 でも、無理しなくても良い。書きたくなければ書かなくてもよいよ。パパは、こうやって気持ちをたくさん出したいタイプだからそうするけど、気持ちを大切に心の中にしまっておくタイプの人もいるんだ。どちらでも構わないんだよ。
 あと、悲しくなったら泣いても良いんだよ。ママのことを考えると悲しくなるよね。それを隠さず、ちゃんと言えるのは弱虫の涙じゃなくて、その反対、強い人の涙なんだ。
 だから、作文をみんなの前で発表する練習だと思って、やってみてごらん。みんなが優しく見守ってくれるから大丈夫だよ。
 それが終わったら、またママをお空に戻してあげようね。
 そして、みんなで楽しくごちそうを食べよう。

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