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Saturday, January 2, 2010

2回目のクイーンアリス

あっという間に一年が経ってしまったのですね・・・
大学から数年間、その後の人生を方向付ける基礎になった日々に顔を合わせていましたから優子さんの存在は私の人生の中でとても大きな一部になっています。
最近は優子さんと頻繁に連絡を取り合っているわけではなかった私でも何ともやり切れない喪失感を感じていますから、ご家族は如何ばかりかと思います。ブログは時々見させていただいていますが、お子さんたちがそれぞれ元気に健気に過ごしていらっしゃるお姿を拝見して非常に嬉しく、頼もしく思っています。優子さんもきっとそうだと思います。

優子さんは、何を話しても受け止めてくれるような優しい笑顔が印象的で大学時代は私から見るととても「大人」って感じがしていました。でも、就職活動のときに話し合う機会ができて、いろいろな悩みや迷いを抱えていることを知り、急速に親しみを感じたことを覚えています。

それから、覚えていらっしゃるでしょうか、西麻布の「クイーン・アリス」で偶然お隣の席になったことがありましたね。1991年10月10日、確かロンドンから戻ってらして最初の結婚記念日に思い出のレストランにいらしたのだと伺った記憶があります。私たちは、夫の誕生日を一緒に祝っていたところでした。幸せな時間をちょっとだけ共有できたことは、今でも良い思い出になっています。もしできたなら、もう一度あのレストランでご一緒したかったです・・・

そうですか、優子は「大人」に見えましたか!?
確かに優子はいろいろ悩んでいたようです。
就職活動で、試験は受かったのに身体検査で異常が見つかり、第一志望の会社を落ちたんですよね。
母親との関係についても悩んでいました。
それに、後から聞いた話では、私以外にも優子ファンの男性もいたりしてね。
でも、一番の悩みはしつこく迫ってくる6歳年上のオジサンだったんじゃないでしょうか。

クイーンアリスも想い出しました。そうですね、まったく奇遇にも隣の席でしたね。なるべく横を見ないように気を使っていたことを懐かしく想い出します。
1985年11月12日、優子の22歳の誕生日にクイーンアリスで盛り上げたことは、去年1月27日付のブログに書いたとおり。その翌月にプロポーズしたんです。我々にとっては本当に想い出の場所だったんです。
その後、我々の結婚式にも来ていただき、優子との人生のスタートの時分を見守って頂きました。
それも、もう終わっちゃったんですよ。なのに1年経っても、気持ちの上でなかなか終止符を打てない自分がいます。
明日が、ひとつの区切りになるのかもしれません。

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