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Thursday, December 31, 2009

大晦日。

今年がもうすぐ終わってしまう。
優子のこととは別に、「終わり」には感傷的になってしまう。
息子たちはお笑いバカ番組を、娘は紅白を観ている。

僕も小学生のころは家族と一緒に紅白を観ていた。
中学か高校くらいになり、その構図に収まるのが何となくイヤになり、自室でひとり過ごすか、友だちと年越し山手線一周歩きなんかやったこともあったよな。
この一年は何だったんだろう?
若い頃は、よくそんな事も考えた。
ここ何年かは、大晦日の夕食としてなぜか手巻きずしが定着していた。
優子とスパークリング・ワインを傾け、「今年もお疲れさまでした!!」
紅白を見ながらワインをちびちび飲んでいるうちに、番組が終わる前にダウンして、優子が用意した年越しソバを食べそこなったり。

今年の夕食は、年越しソバだけで軽く済ませたので、まだワインは飲んでいない。
この一年は何だったんだろう?
それを考えようかな?
それとも、酒飲んで寝ちゃおうかな?

Tikiさん、もう十分考えたでしょう。もう、今日は寝たら?
あまり無理しないでよ。

そうだよな。この一年、そのことしか考えていなかったもの。
でも、どれほどこのブログに救われたことか!
今まで読み返す気がしなかった初期の記事を拾い読みしてみた。
優子の死後3日後から、よくこんなに書けたよな。
迫りくる圧倒的な感情を、ブログにぶつけ、言語化・外在化した。
気持ちを書き出し、掻き出していた。
それだけなら日記と同じだが、読んでくれる人が共感し、言葉を返してくれる。ブログへ直接コメントしてくれたり、手紙やメール、あるいは会ったときに「Tikiさん、読んだよ!」と何げない一言をくれる。
その言葉をタイプして、大事に持ち歩いているんですよ。電車の中とか、スタバとか、気持ちが詰まってきたら、その紙を見て、返事をメモするんです。帰って来てから、それを清書してブログにアップします。11月に喪中の挨拶を送ってから、さらに沢山の方々に支えられています。
深い感情を表現し、それを信頼できる他者が受け止めてくれる。これはまさにtherapyの基本なんだ。Blog Therapy。新たな分野を開拓できたかもしれない!
みなさんのおかげで、何とかこの一年、生きながらえることができました。
みなさんがいなかったら、多分ツブれていたでしょう!

さあ、これで今年はお仕舞いにしよう。あとは風呂に入って、酒飲んで寝よう。
明日の元日は、子どもたちとお墓参りに行くからな。待ってろよ、優子!

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