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Tuesday, April 7, 2009

入学式

優子

今日は、遊馬とちゅけの入学式。
重なったので、遊馬の中学は近所だからおばあちゃんが、ちゅけが電車で通う高校は僕が行ってきた。
卒業式も、入学式も、はじめの入場行進のとき、なぜか泣けちゃうんだよね。座っている親たちの脇を、さっそうと(恥ずかしそうに?)歩いて来る姿。ああ、こんなに成長したんだ!と親として実感する瞬間。優子がいたとしても泣くんじゃないかな。50歳すぎて涙もろくなってきたから。それと、もう一つの要因は音楽ね。どうも私は音に感じるみたい。

25年前、青年の船で太平洋沖を通った時、戦没者慰霊祭を船上でやったんだ。超低音の汽笛が長く流されたとき、なぜか涙が止まらなかったよ。

この高校は行事や部活(班活と呼んでいる)にすごく力を入れていて、そのひとつ、ブラスバンドの音が素晴らしいんだ。コンクールでも活躍しているらしい。日比谷公会堂でやる学校の音楽祭にはぜひ行ってみよう。
卒業式の後、保護者に全体及び各HRで説明があったのだけど、宿題がどっさり出て、土曜日にも授業やるんだって。かなり進学に力を入れているみたい。中学では塾などに通わせたけど、高校では、生徒たちのレベルも輪切りにされているので、学校だけで進学指導も含めかなり忙しくなるそうだ。
僕らが35年前経験した都立高とは雰囲気が正反対だ。当時は、学園紛争後の退廃的ムードの中で、学校は何もやってくれなかったからな。
自由がいいのか、詰め込みがいいのか、生徒自身にとっては一長一短だが、親としてはとりあえず安心というところかな。しかし、大学受験に伴う青年期の学業達成志向の日本的伝統は、弱まるどころか、却って強くなっていくのね。
とにかく、良い学校に行けて、優子、とてもよかったよ。

でも、帰宅したら、ちゅけ、遊馬、じんから保護者へのお手紙が山のよう。新学期が始まり、保護者の負担というものがあるんだったよな。忘れていたよ。今までは優子が8割がた担って、僕はやらなかったからあまり実感していなかった。しかも、3人が小・中・高と分かれているから、負担もすべて3倍。
この後のことを考えると、高校・大学の受験もある。やっと、1個終わったところで、これから2×3-1=5回、受験生の親をやるんだ。大学に進学したら経済的な負担も考えないといけないし。思春期の子育てって、こういうことなのね。

とりあえず、今週末は、子どもたちと文房具、その他もろもろの買い物へ。
ちゅけの毎朝のお弁当はどうするか?⇒今は、便利なお弁当用食品がたくさんあるみたいね。今、なぜかお弁当ブームらしいから、僕の分もついでに作っちゃおう。
それに、おばあちゃんが協力してくれると言うし、ちゅけ自身にも週1回くらいやらせてもいいだろう。学校にはパンも売っているというから、飽きたらそっちを利用すればいいし。
明朝は遊馬が「ちゅけのお弁当つくってやるよ!」となぜか張り切っているんだ。起きれるかどうかわからないけど。あいつは、面白いねえ。
学校行事や保護者会はどうするか?⇒子どものためという口実で、サボれる(サボりたい)仕事はサボるとしても、限界がある。保護者会は全部出席する必要はないだろうが、週日昼間のやつはじじばばが協力してくれるって。助かるよ。

P/S 高校入学式の退場曲を遊馬に聞かせたら、ウォーターボーイズ(これ、海賊版みたいね)だよって教えてくれた。

やー、パパまたはまっちゃったの?

そうみたい。僕自身の中高のブラバン時代が懐かしい。

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