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Sunday, April 5, 2009

海の見える丘


優子が入るお墓を見てきたよ。
来週12日に納骨だから、その下見だ。
三浦半島の先端にある公園墓地。
優子の親父さんが亡くなった11年前に、僕の両親がそろそろ用意しておこうということで、作っておいたんだ。その後、幸い両親は健在でずっと空き家だったのだけど、まさか優子が一番先に引っ越すとは思ってもみなかったよ。
とてもいい場所だよ。すぐ近くに東屋があり(写真)、そこから優子の好きな海が見えるんだ。

お坊さんも呼ばないし、納骨自体、15分もあれば終わっちゃうんだって。それだけじゃもったいないから、一人ずつ、短いメッセージを読もうか。子どもたちのためにね。彼らにもメッセージを書かせるから。

僕のは、こんな具合かな。

優子が急にいなくなり、この3ヶ月間、僕も、子どもたちも、お母さんもとても辛かったよ。
でも、まわりの人に助けられて、みんな元気でやっているよ。
お兄さんには、亡くなった日、わざわざ遠くの病院まで駆けつけてくれたんだ。
お母さんは、保険のことでとても助けてくれている。
僕の両親は、ふだん洗濯やごはん、子どもたちの面倒をみてくれている。
だから、優子は心配しないで、安らかに眠ってください。
じゃなくて、お空を吹き渡っているんだったよね。
ここからきれいな海が見渡せるからいいね。
僕も、もうしばらくしたら来るけど、まだだいぶ先になるからね。

子どもたちもちゃんとやるかなあ。
優子を納めたあとは、あずま屋でピクニックしよう。
あの近辺にはお魚がおいしい懐石料理屋もあるのだけど、優子の傍に少しでも居たいからね。

納骨は、身内だけで質素にやろう。その次に来るときは、みんなを誘って来ようかな。
陽気が良い時にね。まわりには城ケ島、海水浴場、イチゴ狩り、マグロがおいしいレストランとかたくさんあるんだ。それに、最近ソレイユの里というのができたんだって。
子どもたちと、遊びがてらに優子のところにも行くからね。

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