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Saturday, March 14, 2009

Soul Mate

優子

このところ、ブログで優子に話しかけるmotivationが低くなっているんだ。
いよいよ、抑うつ状態に入ったか?
というわけでも、なさそうなんだけどね。

一昨日は、大学の米田が仕事帰りにひとりで家に来てくれたよ。
お葬式のときを抜かせば、あいつと話すのも、何年ぶりかなあ。2-3年は経っているか。
でも、若い頃のことを昨日のことのように話せるんだ。
父との往復書簡の冒頭に書いた父との反抗期の確執について、米田はよく覚えているって。
父親はそんな出来事すっかり忘れていたことは本に書いたし、僕が米田に話したかもあまり覚えていない。でも、米田によると、僕はそのころオヤジのことをさかんに愚痴ってたらしいんだ。そうだったかもしれない。
僕らの結婚式にも来てくれたし、米田の結婚式にも行ったし、結婚前に奥さんが米田に隠れてこっそりタバコを吸っていたことも見ちゃってるし(笑)。
昔の仲間の話でも盛り上がったよ。学生時代の出来事を反芻して、あーだこーだと懐かしがったり、
卒業後のみんなの様子について確かめあったり。
みんな、山あり谷あり、いろいろあるんだよね。離婚やリストラ、子どもの問題とかね。別に話したところで、何が解決するわけじゃないんだけど。
優子にとってのリカちゃんが、僕にとっての米田や前川なんだろう。普段の接点はないけど、安心して語り合えるというか、お互いの存在を確かめあえるんだよね。こういうの、soul mateっていうの>優子?
考えてみれば、そういう連中が中学・高校・大学・大学院、それぞれいるんだ、ってことに今気がついたよ。職場ではそういうのはない。
中学や高校の連中は、その時はまあ仲が良いといった程度だったけど、その後、同窓会とか飲み会とかで会っていくうちに、だんだん深まっていくみたいね。
そういうやつらと会うと、なんとなく気持ちが落ち着くというか。
だから、優子に語りかけなくても気持ちが済んでしまうみたい。

優子、しのぶさんから素敵な手紙もらったよ。ロンドン時代、優子が勤めた職場の仲間で、その後もしのぶさんが帰国するたびにランチしてたりしたんだってね。僕も名前は聞いていたけど、お会いしたかどうか...
しのぶさんは、優子のsoul mateだったの?

今週末も忙しいよ。これから祐馬の水泳大会に付き添いだ。今日は自由形で、明日は平泳ぎ。予選通過するわけないよって言ってたけど、祐馬もがんばっているよ。じんは体操教室だ。
今晩は、保育園ママパパのうちにお呼ばれ。持ち寄りpartyで、僕はスティック・サラダでも作ろうかな。
日曜日は奈良まで日帰り巡業だ。優子がいれば一緒に行って一泊したんだけどね。でも、実際は子どもたちのこともあるし、難しかったかね。

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そういえば、1月3日に優子を担ぎこんだ西吾妻福祉病院の院長が急逝したってHPに書いてあったよ。
気になって、優子の死亡診断書を確認したら、署名してくれたの、田子院長じゃない!!
優子が心停止状態でERに到着したのに、最善を尽くしてくれて、どうにもならないことを、思考停止状態の僕に丁寧に伝えてくれて、寝台車で病院を後にする時は深夜にも関わらず、見送ってくれ、「どうぞ、お気を落とさずに」と優しく肩に手を掛けてくれた。
急逝した優子を看取った先生が、その一か月後に急逝するなんて。
しかも、HPで確認したら、僕と同じ51歳。くも膜下出血で、全くの突然。朝、出勤してこないので、病院の職員が宿舎に行ったら心肺停止状態だったんだって。自治医大卒のラグビー部。僕も自治医大にも受かっていたから、もしかしたら一緒にラグビーをやっていたかもしれない。
何か、人ごとではない、すごく身近に感じるよ。先生の奥さんに「大変お世話になった一患者の遺族」から弔電出しておくね。
優子もそっちで田子先生を見かけたら、よくお礼を言っておいてよ。

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