Send your message to lettertoyuko@gmail.com


Friday, March 6, 2009

優子の短歌

本屋で優子の歌を見つけたよ。

短歌研究の3月号に、直子さんが書いてくれたんだ。
僕が優子のことを知るずっと前、中学生の同級生だった直子さんとはお互いの孤独で結びつけられたんだってね。
直子さんのことは、歌人として有名になる前から、優子から聞いてたよね。本を出すたびに送られてきて、僕は一度も手にとって読んだことなかったけど、優子はときどき会ったりしていたんだよね。
直子さんとは直接会ったことも話したこともなかったけど、優子の訃報はなぜか直接伝えたかった。

優子と僕を結びつけたのは孤独ではなかったよね。もっとにぎやかな、人がいっぱいいる世界だった。僕がそっちに無理やり持って行ってしまったのかもしれないけど、少なくとも子どもたちができてからは、優子は僕の好きな世界も楽しんでいたよね。

優子はいろんな人といろんな接点でつながっていたんだね。
直子さんの語る優子は、僕の知らない優子の世界。
僕は優子を失いブログに書いてたくさんの人と繋がろうとしている。
もし仮に優子が先に僕を失っていたら、優子は直子さんと二人でじっくり話し合ってたかもね、
そうやって、優子がいなくなっても、僕の中で優子の世界が広がっていくのは嬉しいなあ。
優子が生きてるときは、僕は僕×優子との接点でしかつながり得なかった。他の接点を知ると、僕との接点を維持しにくくなったかもしれない。でも維持する必要がなくなつた今は、他の接点を知ってもぜんぜん構わない。ヤバくてもいいから知ったほうが優子のことをより深く理解することができる。

ホントはこれから優子と離れていかなくちゃいけないのに、今やってることはその逆じゃん。
いいんだ、今は開き直るしかない。それしかできないんだから。
だから、今度の日曜日も楽しみ。

No comments:

Post a Comment