Send your message to lettertoyuko@gmail.com


Tuesday, March 3, 2009

ロンドン時代(3)散歩道


子どもたち、続けていこう。

ここは、ハムステッド・ヒース(Hampstead Heath)といってね。パパとママがよく散歩に行った場所なんだ。ロンドン北部の高級住宅街の中にある広い空地というか丘陵というか。公園と呼ぶには広すぎるかな。
東京のイメージとしては、世田谷区とか武蔵野市とかの都心からちょっと離れた所に、バカでかい空地、たとえば、横浜の子どもの国とか、埼玉嵐山の森林公園とか、あるいは小金井公園と小金井CCを合わせたくらいの広い空間を持ってきたという感じかな。芝生があったり、森林があったり、一回り散歩するとまる半日ゆうにつぶれるくらいだよ。パパがスタスタ歩いていると、ママがいつもTiki歩くの早すぎる!って文句を言ってね。冬は寒くて地面がぬかるんでいてぜんぜん入れないんだけど、夏になるととても良い散歩コースだったよ。
中に、ゼンマイが自生していてね。イギリス人たちは興味ないらしく、ラッキーという感じで、パパとママがたくさん収穫していたら、通り過ぎる人たちが、おまえら何を採ってるんだって不思議そうな顔をしてね。大量に採ってきて、家のバスタブにお湯を張ってあく抜きをして、お浸しにして食べたよ。

ママとパパがロンドンに居る間に、日本の友だちもずいぶんたくさん来たよ。ちなみにこの写真はママとシマコさんで、彼女が一番たくさん来たかなあ。3年間のあいだに、3回来たよ。何しに来たのかよく知らなかったけど。ハムステッドヒーズの中に、野外コンサートホールもあるんだ。夏になると、クラッシック音楽のコンサートがあって、みんなお弁当を食べながら聴いているんだよ。日本でいえば夏の花火みたいだね。それにも日本からナオコさんが来たよ。


No comments:

Post a Comment