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Tuesday, December 1, 2009

父娘の絆

祐馬との会話。

中学の○○さんって知ってる?学年は違うと思うけど。
知らない。
つい先日、お母さんが亡くなったらしいよ。

普段ならこれで話は終わるのだが、この話題は違った。

え、パパどうして知ってるの?
ゴルフ仲間の娘さんだから。
じゃあ、パパもその場にいたの?
ううん、話に聞いただけ。

かわいそうだね...。
うん、そうだね。でも、そういうなら祐馬だって同じだよ。
それはわかってるけど。

どうして亡くなったの?
ガンだったらしいよ。
じゃあ、死ぬ前からわかってたのかな?
そうだと思うよ。
祐馬、そういうの耐えられない。じわじわそういうのがわかっていくのって。
そうだね。でも死ぬ前にそういうのがあれば時間をかけて気持ちを準備できるけど、うちのママは突然だったから、その分、すごい大変だったじゃん。
でも、同じ死んじゃうのだったら、そっちの方がまだいいの。すごく辛すぎて、何が何だか分からなくて。
そうね、しばらくしてからじゃないと辛いのってわからないんだよ。結構、尾を引くかも。
でも、訳が分かんないまま、過ぎて終わっちゃうよ、きっと。
いやー、わからないけどね、それは。

そんな会話ができるのも祐馬だけ。
じんとはできる年齢ではない。
ちゅけと交わそうと思えばできるけど、本人にその気がない。
その点、女の子は共感できる。
共有してる悲しみを率直に語りあえれば、父娘の絆はとても深まると思うんだけど。

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