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Thursday, December 24, 2009

大家さん、語り過ぎ!


大家さん、やりすぎ。語り過ぎ。
初めの頃なんか辛すぎて、ブログ読めなかったわよ!!

癒しMLの仲間2人と会ってきた。
1997年に、インターネット上に癒しのメーリングリストを立ち上げた。
「癒されたい」人が自由に参加して、ネット上で何でも話し合い、交流します。最盛期には300人ほどが参加し、活発な交流がありました。その一部を本にもしました。
でも、共感し合う自助グループ的なプラス効果の一方で、傷つけあうマイナス面もあり、活動自体は挫折し、本もとっくに絶版になりました。
しかし、ネット上での心理支援という考え方はその後、ひきこもりサポートネットや、若ナビという形で私の中で発展しつづけています。
ネットで集った仲間たちの何人かは、解散した後も交流を続けています。
彼らの共通点は、
  1. 癒したい、癒されたいという動機を持ち、
  2. インターネットを闊達に利用しているということ。
mixiなどで交流が続いているみたい。
優子を亡くした時もいち早く連絡が回り、お葬式にも来てくれた。

大家さん、何かできる事があったら言って!

MLを主催した時、私が大家(=癒す側)で、「癒されたい」店子のために場所を提供していたつもり。
今回それが逆転し、僕が癒される側。みんな強力にサポートしてくれる。

それじゃあ、お願いしちゃおうかな。
二日間の会葬者名簿をエクセルに落としてもらった。600名以上の名簿を、すごい作業効率で打ち込んでくれた。まだ、そのお礼がちゃんと済んでなかったんだよね。ブルターニュ地方の美味しいクレープで、やっと少しお礼できた。
ネット上の癒し活動が得意な彼らは、僕のブログもきっちりフォローしてくれている。

大家さん、やりすぎ。語り過ぎ。
初めの頃なんか辛すぎて、ブログ読めなかったわよ!!

そうだよねえ。
この一年間、それしかできなかったもん。
授業や講演・研修、診療、原稿書きなど仕事面でも、子どもたちと関わる家庭生活も、僕の根底に生き続ける優子への面影の上に乗っかっていることをちゃんと意識していないと、ずれ落ちちゃうんだよな。

しぶといぞ、優子!いいかげんに僕を放してくれよ!!
テニスするのも、悲哀のため。
仲間と酒を飲むのも悲哀のため。
だからといって、パフォーマンスが落ちているわけでもなかったよ。ちゃんと仕事も、父親役割もこなしてきたつもりだけど。

そういえば、1月に職場の同僚(私と同様、10年前に妻を亡くした心理学者)がこんなメールをくれたよ。

ブログから受けた第一の印象は、Tikiさんの強さです。
私からすると強すぎます。「精神科医として」立派に今回の事態に対処しようとしすぎているのではないかと、心配です。どうぞ、無理をなさらないでください。

そう。
やりすぎ、痛々しい、無理してるように見えるよね。
僕も始めは自分自身そう思いました。うつに突入するのが怖いから、強迫的に喪の作業を進めようとしてセーブできなくなっているって。
でも、1年間過ごしてみて、結局これが僕のスタイルだったとわかったよ。
今だってやり過ぎているもの。
涙がたまりそうになると、すぐに遠心分離器にかけて、絞り出してまわりにまき散らしているみたい。悲しみのツイッターでも始めてみようかな。

yumiさん、ワッカさん、ありがとう!
ブログネタがなくなるまで、見守っていてね。

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