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Sunday, February 1, 2009

ラブラブ


優子
友だちが中村幸代の光と水のせん律というCDを送ってくれたよ。
すごく癒される感じ。それを聴きながらこれ、書いているんだけど。

昨晩は、アメフトのま〇〇が来てくれてね。酒飲みながら語りあかしたよ。4年間一緒にプレーして、最後の1年間は一緒に下宿したから、何でも心おきなく語れたよ。同期の他の連中も集まるはずだったんだけど、なんだかんだと言い訳して来なかったぞ。よ〇〇とは電話で話したんだけど、ブログ、子どもたちも読んでいるのかって聞くんだ。今のところ、あまり読んでいないようだけどね。元カノとか、プロポーズした人がいたとか、子どもたちに見せたらまずいんじゃないか、、、だって。あいつは、心配性だからなあ。

ゆんたは金曜の晩から、友だちんちに連泊だあ。優子がいたら、そんなこと許さなかったろう。僕も迷ったけど、今はいいかなと思って。ゆんたは感性の鋭い子だから、パパの前では元気を装っているけど、僕以上に心に大きな穴が空いているはずだ。仲良しの子と一緒に居れることが一番だな。でも、気を使う子だし、疲れちゃうかもしれない。

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子どもたち
どうして、パパがこうやって、一生懸命ママのことを書いているかっていうと、パパ自身のためと、子どもたちのためのふたつの理由があるんだ。
パパは、ママを失った哀しさと淋しさで、心が押しつぶされそうになるんだ。ちっとも前に進めないし、無理して進もうとすると辛くなる。だから、こうやって、ママのことを思い出してると、ママがパパの心の中に入ってきて、幸せになるんだ。ママはパパの心の中にしっかり生きているんだって。そしたら、パパは少しずつ前に進めるんだ。子どもたちの前で笑顔も見せられるし、お仕事もできるんだ。そのためには、表面的なきれいごとだけじゃだめでね。パパの本当の気持ちを出さないといけない。良いことばかりでなく、恥ずかしいことも、イヤなこともいろいろね。そしたら、本当のママちゃんが出てくるよ。
 そして、ついでにママちゃんのことを、ブログを読んでくれる人に植え付けちゃうんだ。そしたら、パパや子どもたちだけでなく、まわりの人たちの中にもママが棲みつくでしょ。そしたら、実物がいなくても、まわり中、ママちゃんだらけになるから、寂しくないよね。

でも、一番大切なのは、君たちの心なんだ。君たちの心の中に、しっかりママが生きていてもらいたいんだ。これから3人がそれぞれ大きくなっていく中で、とても心配になったり、どう生きていったらよいか迷ったり、どう人と接していいか分からなくなっちゃう時がときどき出てくると思うんだ。そういうとき、パパとママが、どんなに愛し合って、君たちを大事に、大事に産み育てたかということが心の中にしっかり生きていると、辛くてもがんばろうという気持ちになれるんだよ。パパは、この歳になっても、パパを産み育ててくれた現物のふたりがいるでしょ。だから、安心することができる。パパは君たちのそばにずっと居てあげるけど、現物ママはいなくなっちゃったからね。その分、これを読めば、いつでも君たちの心の中にママを補充できるでしょ。読むだけでなくて、口でも話してあげるけど、ふだん生活してるとなかなか落ち着いてママを語り合う時間もとれないしね。

というわけで、きょうは君たちに性教育するぞ。
パパとママがお互いにたくさん好きになっていくと、心も身体も、もっともっと深く結びつきたいって思うようになるんだ。どちらかというと、女の人は心や気持ちを求め、男の人は、身体を求めたくなる。パパとママもそうだったよ。心や気持を、パパとママがどう求め合ったかという話もたくさんあるから、後でするけど、きょうは身体の話。
ゆんたは、それをエロとか言うけど、正しいエロは大切なんだよ。(ヘンなエロはすごく迷惑だけどね)第一、パパとママにエロがあったから、君たちは生まれたんだから。そのことは知っているよね?

で、パパはママの身体もたくさん求めたんだけど、ママは結婚するまで絶対ダメって、許してくれなかったんだ。こういうのって、時代や文化によっていろいろな考え方があるんだ。じじばばの時代には、こんなこと考えられなかったし、君たちが大人になる頃には、きっともっと自由に考えていると思うんだ。パパとママの頃は、結婚前はダメという人と、構わないという人と半々くらいだったかな。パパは男だし、なんでもいいじゃん!というおおざっぱな性格だから、当然やろうよ、と言うんだけど、マジメできっちり派のママはダメだったんだ。だから、ラブホとか行ったことないよ。

ママとデートして、車でママの家まで送るでしょ。そうすると、少し休憩してくださいって、居間に上がるんだ。ママのご両親とお茶飲んだりするけど、夜になると、もう寝ますからって、二階に行っちゃうんだ。たぶん、気を効かせてくれたんだと思うけど。そしたら、ママとふたりになって、電気をちょっと暗くしてラブラブしてたんだ。ママは、赤ちゃんができちゃうようなことは絶対ダメだったけど、その手前ならOKしてくれたから。一度か、二度、ママのお母さん(おばあちゃんだよ)が一回に降りて来て、「ゆうこ~~、言い忘れたけど、、、、、」とか大声で言うんだ。すると、ママとパパは今、部屋に入ってこられたらヤバイ!!と大あわてで、毛布をかぶったりして。結局、おばあちゃんは居間まで入ってこなくて、ホッとして、二人で苦笑いしたりして。そんなことがあっても、結婚するまで、ずっとママんちでラブラブしてたよ。
ああ、こうやって思い出すと、とっても懐かしいなあ。パパとママはとても、とても幸せだったよ。書きながら、涙でてきちゃうよ。

同じようなことは、イギリスにいた時もあったんだ。夏に車でスコットランドを一周したとき、荒涼で何もない大地の小さな町のB&B(民宿だね)に泊まったんだ。夜、ベッドに入って、ママとラブラブしてたら、突然民宿のおばさんがノックもせずにいきなり部屋のドアを開けて「言い忘れたけど、明日から夏時間だから、朝ごはん一時間早いよ!」って言いに来たんだ。びっくりしたよ、もう。たしか、イングランドとスコットランドでは夏時間の始まる日が違っていたんじゃなかったかなあ。
結婚した後のイギリス生活も、たくさん思い出が詰まってるから、また後で話してあげるね。

1 comment:

  1. ラブラブなことについては、とてもphysicalな(体という存在に関係する)ことですから、思い出すのも辛いものだと思います。
    そこに敢えて、「心理的外科手術」を施そう、というTikiさんの勇気に感銘を受けます。
    引き続き応援しております♪

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