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Thursday, May 28, 2009

スローライフ

優子

一昨日、ゴルフのコース・レッスンに行ってきたよ。
普段、鳥カゴ練習場で見てくれているプロと一緒に、スコアも付けずにコースを回り、実践の場で練習するんだ。
プロは、2か月前、突然狭心症の発作が起こり、優子と同じ冠動脈形成術、つまり血管に土管(ステント)を通して補強工事をやり、退院してきて始めてのコースレッスンだったんだ。7週間のブランクを感じさせず、がんばていたよ。

彼は60、僕は50。この年代って、健康で若々しい人から、ヨボヨボのおじいさんみたいな人の差って大きいよね、という話になったんだ。僕は、毛の生え際もまだそれほど後退していないし、腹囲を除けば割と若く見られてきた。コーチも仕事で身体を鍛え、今までは若々しかったはずだ。
 でも、ふたりとも、それぞれの意味で死線をさまよい、今までは意識せずに無条件で与えられた健康な命が、いかにあっけなく崩れてしまうものか、身をもって体験したわけだ。今までは、若さののりしろがあったから、多少無理しても、十分に挽回することができた。でも、実はそういう年代じゃないんだよね。一見、普通でも、身体の中では徐々に老化が始まっている。それが、いつ表面に出来るかというだけの問題のようだ。彼は、タバコやめたよ。
 生活習慣病(成人病)が何であるか、それを防ぐにはどうしたらよいか。大学の授業で学生たちに教えてるくらいだから、知識としては十分わかっているんだ。若々コースとヨボヨボコースの分かれ道もよく知っている。でも、わかっちゃいるけど止められないのが生活習慣なんだ。
 江藤淳は、妻を失ったショックから、済し崩し的に人生の終わりに向って行った。伴侶を失うのは、それくらい強烈な体験だからね。でも、僕はそうするわけにはいかない。子どもたちのためにも、僕自身のためにも、今までの人生をリセットし、再起動させるんだ。
 そのためには、ボロボロ、ガタガタの身体じゃどうしようもない。自分の心ばかりでなく、身体もしっかりケアしてあげないといけない。
 食生活⇒時々、ドカ食い、深酒する癖をやめよう。最近は夕食で洋食つくって、ワインを1本あけちゃうもんなあ。これはよくない。じんまで、パパ、お酒やめなよ、と注意してくれる始末。あと、良くないことはわかっていながら、寝る前についついウイスキーやら焼酎やら飲んじゃうんだ。ツマミも食うし。これらをやめよう。まったく禁酒するわけじゃない。適度に食べ、飲めばいいんだ。ちゅけの高校入学から始まったお弁当の習慣は良いね。続けよう。そして、毎晩、晩酌する必要はない。ドライな日を増やし、飲んでも、1杯まで。それ以上、飲んでもしかたないでしょ。
 運動⇒2-3日/wのチャリ通勤は利くね。半端な距離じゃないから。それにゴルフ、テニス、スキーを加えれば、年齢相当、もしくはやり過ぎでしょう。無理はしないように。
 体重⇒チャリを始めたころ、半年で7kg減ったんだよな。でも、そのあとリバウンドで元に戻ったけど。今、71kg。身長から計算した標準体重は58kg。これは無理だ。せめて、1割減の66kgを目指そう。いくら運動しても、食う量を減らさないと意味ないんだよな。
 ストレスの緩和⇒今までのように、仕事をパンパンに詰めて、がんばり、拡大・上昇を目指すライフスタイルはもう要らない。スロー・フード、スロー・ライフ。本当の意味で充実した生活を送ろう。無理する必要はない。

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