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Thursday, March 25, 2010

悲しみの発達

Tiki、


私たちの関係のこと、ずっとこうやって考え続けていてくれて、本当に有難う。


Nostalgia to Sadness・・・・
Tiki のブログ空から読んで思ったの。
付き合い始めたころのドキドキする情熱が、時を積み重ねて穏やかで何より居心地のいい情愛に成長していくように、失った悲しみも穏やかないとしさに変わっていくんじゃないか・・・って。
愛情のかたちは、時を経て二人の間で常に変わっていくんじゃないかしら。それは悲しいことじゃなくて、新生児が大人へ成長していくような自然な発達かもしれない。


夫婦の愛情の形は生死の世界を分け隔てても、発達し続けるんんじゃないかな。私への愛情が私を失った悲しみになってTikiに込み上げていたころから、時を経て、Tikiの私への愛情が穏やかないとしい思い出に成長しているんじゃないか?って思ったの。


Tiki のブログに私への愛情が一杯詰まっているのが読めるの。だから、悲しめないことを寂しがらないで・・・
悲しまなくても、あなたの愛情はいっぱい、いっぱい伝わってくるの。
私たちの子どもたちをあなたが全身全霊をこめて愛しんでいる・・・
その中にあなたの私へのメッセージもたくさん読み取れるの。


悲しみが伴わなくても、私はTikiの中に生きていられるようになったのよ、きっと。
悲しみが薄れることは、忘却じゃないのよ。
Tiki がいつか新しい愛に出会ったとき、その人は私のTikiへの影響も含めてTikiを愛してくれているはず。だから、Tikiの中の私をも含めて愛してくれるんだと思うの。私も愛されているわけ。それだけ私はTikiの一部になっていると思うんだけど・・・違うかなあ?Tiki がTikiである限り、私は今のTikiに影響を与えた妻として、ずっと一緒にいられるの。
これからも見守っているね、Tikiと子どもたちのこと。


優子


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まいったなあ。
仕事中にiPhoneでこのメールチェックしちゃったから、職場でボロボロ。
帰りの地下鉄銀座線でまた読んでボロボロ。対面の人、ヘンに思っていただろうなあ。
でも、それでいいんだよ。今の僕にはちょうどよい便秘薬。

昨日から、徳永英明がカバーしたにはまっちゃってね。エンドレスに繰り返して聴いているよ。プリプリのオリジナルより感動する。

...あなたのいない右側に
少しは慣れたつもりでいたのに
どうしてこんなに涙が出るの
もう叶わない想いなら
あなたを忘れる勇気だけ欲しいよ...

きっと焦ってるんだと思う。このままだと、そのうち悲しみが枯渇しちゃうんじゃあないかってね。悲しみがなくなったら、自分が自分でなくなっちゃうようで、恐いんだ。身体の一部だった優子は、もはや悲しみの中でしか出会えないから。

そうだよな。
優子のいうとおりだよ。そんなに焦らなくても良いんだ。
そんなにオレは記憶力に自信がないのか?
きっと、優子のいうように、そのうちいつか無理しないでも、普通になれるよね。
穏やかに大切に、心の中に置いておけば良いじゃないか?

とりあえず、今のところは悲しみの便秘症。出さないと苦しいだけんだ。

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追伸  
って、・・・優子ちゃんあっちでこれ読んでなんて思ってるかなあ・・・?
優子ちゃんの気持ちは私よりTikiのほうがずっとわかると思うので。
十衛兵


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あっちの優子のことなんて、もうどうでも良いんですよ。勝手にいなくなっちゃったんだから。むしろ大切なのは、僕らの心の中の優子。よく耳を傾けたいな。
十衛兵さん、いつもありがとう!

追伸)
優子への愛(=悲しみ)を抱いたまま、新たな愛を育んでも良いの?
もし、新たな愛が僕の悲しみを癒してくれたら、優子への愛は消えちゃうんじゃないの?
それでも良いの?

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