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Saturday, November 28, 2009

続・幸せな最後?

私たち夫婦も、子供達がスキー教室に参加した時など二人でスキーに出かけます。
友人達からは、熱々ね~などと冷やかされますが、合宿そのもの(笑)

内股を意識して!
板の間ん中に垂直に体重掛けて!
上下の運動をもっと大げさに!

などなど、先に滑って待っている主人から厳しい~アドバイスを受けつつのスキー。
内心は、もうこの歳だし、上達する気もないし放っといて~とも思うのですが、反面楽しんでいることも事実です。
恋愛期間中なら、無理して付き合うこともあると思いますが、優子さんはご主人が大好きだったんですね。
本当に辛いのであれば、一人で滑ってくれば?と言うはずですのも。
お二人の時間をたっぷり楽しんで幸せだったと思います。
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体重はむしろ真ん中より前の方、思い切り前傾した方がいいぞ、特に急斜面では!

なんて、うちと全く同じですねえ(笑)。
お返事を戴いて、あの日のことをさらに思い出しました。
お昼すぎに一旦ホテルの部屋へ子どもたちを連れてゆき、
「さあ、僕はもうちょっと滑ってこようかな。優子どうする?」
内心、「ひとりで滑ってくれば。子どもたちと温泉でも入ってるから」
という返答を期待していたんですよ。でも、僕の方からそれを言うと、
「子どもたちを押しつけて、自分だけ!」というパターンになるのを恐れてました。
そしたら、「私も行くわ」とついてきたんです。
その時点では、体調も悪くなく、無理したわけでもなかったんですよね。

そういえば、亡くなる5日前、年末の大掃除の合間にふたりで街中サイクリングに出かけたんですよ。自宅から品川まで8kmほど、ゆっくり40分ほどかけて走り、品川駅港南口のアトレでお茶して帰ってきたんです。後からついてくる優子の体調は、全然問題ありませんでした。

こんなことが起こらなければ、普段と変わらない何気なく通り過ぎるふたりの時間。
でも、こうやってよ~く振り返ってみると、それは幸せだったんでしょうか?
少なくとも、僕は幸せだったと、今は言える。

なんか、お産と似てますねえ。
ものすごい痛みの直後に、誕生のものすごい幸せが来る。
でも、その順序が逆だな。
何気ない幸せの直後に、喪失のものすごい痛みが来た。

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昨年末の年賀状に書いた優子の言葉です。
今年は経済がどうなるのか心配だけれど、状況を悲観せずに、今、自分ができることは何かを考えてやるつもりです。スキルアップ、(仕事関係・外の)読書、音楽の練習、家の掃除・整理整頓(!)。メタボの予防もそのひとつ。基本は運動嫌いなので楽しくやれそうな気がするサイクリングを中心に。多摩川土手をかっこよく走りたい!釣りも始めたいのだけれど、きっかけがつかめなくて、、、。

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