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Monday, November 23, 2009

昔の教え子

先生、ご無沙汰しています。
昨日、先生からの葉書を読んで言葉を失ってしまいました。
先生の悲しみを想像すると耐え難いものがあり、メールするのもためらっていたのですが、ブログを読み、いっぱい泣いて、でもなぜか暖かい気持ちになって、私の思い出をお伝えしても良いのかな。と思い、メールさせていただいています。

私にとって、先生の家族は学生の頃からずっとあこがれであり、背伸びして少しでも近づきたい…と思う存在です。家庭思いで知的な夫と優しくて控えめだけどデキル妻。自由にのびのびと個性豊かに成長している子ども達。
結婚前に夫を連れてお宅にお邪魔したのも、Tiki家の雰囲気を夫に伝えたかったからなんですね。優子さんは本当にかわいらしくて素敵な方でしたね。お宅にお邪魔した時は、ゆまちゃんが生まれたばかりの頃で、優子さんが話の流れの中で
「この子がギャルみたいになったらどうしよう?」
みたいなことを言っていてどう考えてもそれはあり得ないでしょ!、と私は思っていたのに(多分、先生も)結構、真面目に心配している様子がおかしかったです。(そのゆまちゃんも中学生なんですね~!)

私が大学3年か4年の時、学生との夕食会に優子さんを連れてこられたことがありました。先生が本当にうれしそうに「私の愛する妻です」というオーラで私たち学生に優子さんを紹介していたのを思い出します。優子さんは少し恥ずかしそうでしたよ。でも、
想像していたよりもみなさんが落ち着いていたからホッとしたわー
とおっしゃっていました。私たちはいっぺんに優子さんを好きになっていました。

また、ブログを拝見させていただきます。身を切られるような悲しみを乗り越えてゆくことができますように。3人のお子さんが幸せな人生のシナリオを描けますように。

Qさん、こういうの、とても嬉しいんですよ。
真正面からは見えない、斜め横からの優子の姿を知ることで、優子が立体的に浮かび上がってくるんです。
学生からは、「先生」の家族ってすごく素敵に見えるよね。Qさんも、教えている子どもたちに家族を見せたりする?イケメンのダンナさんを見せたら、一発でファンになっちゃうよ、きっと。
私は「家族関係学」の講義を持ってるけど、家族関係って、別に理屈を教え込むものじゃないからね。教師の家族を見せるのが一番の勉強になるんじゃないかな。1回だけ、ナマの優子を授業にゲスト出演させたこともあったんですよ!
私も小学生の頃、先生に子どもができた話は今でも覚えているし。
毎年、卒論・修論を終えた研究室の学生たちを家に招いているんですよ。私の手料理でご馳走したりしてね。正直言えば、うちの家族を見せたいなという気持ちもあります。
でも、恥ずかしがりの優子は嫌がっていたんですよ。
「あなたは親しいだろうけど、私は初対面なんだから!」
「いいじゃん、初対面で会って、親しくなれば。」
という感じでケンカしてました。
人前では、仲の良い夫婦を演じていたけど、ふだん家ではケンカばかり。
だいたい、優子は真面目すぎるんですよ。固いというかね。
まあ、ズボラでいい加減なボクと2人で、ちょうど良いバランスだったのかもしれません。
その点、祐馬は父親に似て不真面目だけど、なぜかケンカは優子と同じ調子です。

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