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Tuesday, April 3, 2012

ちゅけへのはなむけ:愛着

パパだってそうだよ。ママを失い、転職して、子どもたちは大学生と高校生になっちゃった。現実がどんどん前に進んでいくのに、気持ちも進めるのが大変だよ。でも転職や子どもたちのスピードはまあどうにかなるんだ。大変なのはママのことだね。ママへの愛着が残っちゃっているんだ。ママのことを未だにウジウジ考えていたい気持ちが残っている。相当しつこいよね。
でも、ママのことは絶対忘れずに、パパの心の中の隅っこの特別席にきちんと置いておけば、次の愛着に進めるんだ。ほら、国会の参議院だっけ衆議院だっけ、正面の奥に天皇さんが座る場所あるじゃない。あんな感じで特別席をうやうやしく作っておけば、実際の議会の進行に影響しないでしょ。そんな感じかな。
ママのことをキチンとクリアしなくても良いのかもしれない。ひどくとっ散らかっていてはダメだけど、きれいに完璧でなくても、赤点ギリギリでもそこそこできていれば、次に進んでも良いのかもしれない。次のがうまくいけば、自然と前のことは整理されていくもんじゃないかな。

いや、何ともならない場合も実はあるんですよ。
家族ライフサイクル論。
Family with adolescent/young adult.
Launching children and moving on.
思春期の親子にとって、けっこう困難で大きな変化なんだ。
Parent/Child Attachmentをうまい形で離していく。親側・子側、相互にね。
それがうまくいかず、つっかかっちゃって、ころんでしまって、パパのところに相談に来たりするんだよ。

だから、ちゅけは偉いよ。今、ちょうどその時期に差し掛かっているんだ。
パパだって偉いんだよ。ママを失い、今度はちゅけを失おうとしているんだから。
いや、そう考えちゃダメなんだよね。Pauline Bossを読んでいてね。心の家族(Psychological Family)っていうんだよ。失ったわけじゃあないんだ。
パパにとって、死んじゃったママも、北海道に行っちゃったちゅけも、目の前にいなくたって、しっかり心の中ではそばにいるんだよ。ちゅけとは電話でもメールでもスカイプでも何でもできるから全く問題ないし、ママだってお墓に行ったり、子どもたちと一緒にママのことをうわさ話したり、こうやってブログでママと語り合ったり、みんなで共有するshared stories。それがあればぜんぜん寂しくないんだ。
ママをいつまでも心の中で生かしておくのは、すごく悲しいよ。
でも、寂しくはない。安心できるんだ。

ちゅけにとって、ママが天国にいたって、パパが東京にいたって、全然大丈夫だし。
ちゅけの心の中にはちゃんと居場所を確保しておくんだよ。
忘れようとすると思い出しちゃう。
いつでも思い出すぞってかまえていたら、忘れちゃうんだ。
パパ、ママ、妹・弟、じじ・ばばのことはしっかり心に置いといて、新しい愛着を作りな!
友だちは良いぞ!大学時代の友人は一生の友になる。パパもそういう友だちがいる、、、ってことは中年を過ぎないと気がつかないんだけどね。
彼女だって作ればいいじゃん! 祐馬が言っているように、ちゅけはイケメンですごく優しいから彼女できるよ。でも、パパの孫まで焦って作らなくてもいいからな。
そういう意味ではちゅけにとってカメさんはとても大切だよな。
祐馬にとってはサクラやカイ君やえっちゃんやRyokoさんやダイちゃんがとても大切だもんな。でも、一番大切なのはママちゃんということは言うまでもない。それを忘れないように。
さらにもっと一番に大切なのがパパってことは、今いうとむかつくだろうから、まだわからなくていいから。

Secure attachment 愛着が安定していれば、つまり心の中に愛されている、受け入れられているというイメージをしっかり抱くことができれば、離れていても大丈夫。北海道でも天国でも。

Insecure attachment. 不安定な愛着、愛されている、受け入れられているというイメージを抱くことができないと、いつまでもしがみ付く。離れていると不安になる。会わないと辛くなる。

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