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Sunday, October 11, 2009

Wedding Banquet

Tiki,
1日遅れ。気の利いた言葉はみつからないけど、ただ読んでますよ、二人のこと考えてますよ、と伝えようと思って。

竹橋会館だったけ?
皇居のお堀を臨む綺麗な会館だったよね。

そう。よく覚えてくれてるね。今は、KKRホテル東京と呼ばれているんだけど。
開宴の乾杯とともに、それまで締まっていたカーテンが一斉に上がり、皇居の東御苑を一望に見渡せるという演出でした。

赤地に金の刺繍を施した内掛けの優子ちゃんも可愛かったけど、ウエディングベールにつけられた生花にうまっちゃいそうだった優子ちゃんの姿が今でも目に浮かびます。なんかすごく可愛かったんだよね。お花の重みを小さい身体で必死で受け止めてるような、少女みたいな。その隣にいるTikiも、いつになく目がくりくりっとしてどこか少年のような初々しさが!

この写真、高校山岳部の仲間が撮ってくれたんです。まだ、23歳だったもんね!
僕は30歳になり、すでに友だちの結婚式もたくさん知っていたけど、優子にとっては友だちの中で一番早かったのかな。
でも、仲人は自分の趣味で、暗記した二人のプロフィールを延々と1時間くらいしゃべるし、仲人と仲が悪かった主賓の教授は大幅遅刻するし、内心は演台の上で気が気じゃなかったです。

一緒にいたJASCの男性陣からちょっとヤキモチに似た発言を聞いてしまった。まあ、しょうがないよね。Tikiが勝っちゃったんだもんね。タキシードのTikiが誇らしげだったのが印象に残っています。

ハハハ。
今だから言えるけど、その頃はお互いにいろいろドラマがあったみたいね(特に優子は)。
映画「卒業」みたいにならなくてよかったよ。

 二次会のお開きに、「え~、ホテルニューオータニにスイートをとってありますので、皆さんどうぞ来てください!」とTikiが挨拶。お値段のはるスイートって二人きりになるためにとったんじゃないの?そこへ人を招待しちゃう新郎なんて、未だTikiしか知らないです!
 ウェディング・バンケットっていう映画で、宴会直後の中国カップルの部屋にマージャンもって仲間が押しかけるシーンを観た時、そういえばTikiは自ら仲間を招待していたな~と思い出しました。

 そう、みんなを招くためにスイートとったんですよ。そういうノリで、朝までみんなと騒いでいたいなって。どうせ、その後、ハワイの新婚旅行でたっぷりふたりっきりになれるからね。
でも、みんな気をきかせて終電前に帰っちゃったんですよ。
残念、、、ってつぶやいたのが、結婚後、一番初めのケンカでした。
そりゃ、そうだよね。花嫁にしてみれば朝早くから衣装を着せられ緊張して、たくさんの人たちの視線を浴びて、疲れ切っていたでしょう。早く休みたかったはずです。

ハワイではその分、のんびり、ゆっくりできたんですよ。
でも、ドライブで寄ったハナウマ・ベイの長い階段を優子が登り切れず途中で止まっちゃってね。この当時から心臓には問題アリだったんです。
帰って来てから精密検査とバイパス手術をして、翌年から3年間ロンドンへ行き。
ロンドン滞在中にもちょっとおかしくなって、ステント手術を追加したんですよ。
帰国してから子どもを3人作って、育てて、仕事もして、、、、
優子もよく頑張ったよね。
淡々と過ごした21年間だったけど、振り返ればずいぶんドラマチックでした。

Tikiは、ブログで寂しがりやだから人に囲まれていたい、って書いてるけど、呼んでもらっている私たちもTikiの寂しがりやの恩恵いっぱい受けている、っていうわけです。

そう言ってくれると嬉しいのですけど、僕としては恩恵のつもりが、いつか被害に変わりやしないかと、心配なんですよ(笑)。

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