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Saturday, October 10, 2009

結婚記念日

Pさん、メールどうもありがとう。
今日は、22回目の結婚記念日だったんですよ。
体育の日。

こういう日は、どうしても思い出してしまいますね。
仕方がないので、メールに気持ちを書かせてもらいます。

たしかに、ご指摘の通り、僕は今まで、比較的効率よく人生を進めてきたかもしれません。
そりゃ、曲がっているよりは、真っ直ぐの方が良いですし、好き好んで曲がる人はいないでしょう。でも、結局、どっちの筋道を進むのかってのは途中経過であって、大切なのはどこに行き着くかってことなんですよね。僕は、今までが真っ直ぐだった分だけ、この歳になって、それが失われることをとても恐れているんだと思います。いまさら不幸になるなんて、ありえない!ってね。精神科医をやっていれば、幸せが簡単にひっくり返ってしまう例なんか、たくさん見てきているはずなんだけど、いざ自分のことになると、ダメですね。全く冷静でなんかいられません。

確かに、僕は基本的にすごく寂しがり屋なんだと思います。
外向的で、人と一緒に居るのが好きな僕は、それが崩れるとパニックになるんですね。
もともと、ひとりが好きな人だったら、そんなに寂しがることもないのかなって思います。
いまさら僕が内向的性格に変われるわけないし、こうやって、寂しがって、人を求めようとジタバタするしかないんですね、きっと。

そうですか、心の中で共存させることは可能ですか。
それを聞いてホッとしました。
まだ無理だけど、もうしばらくして(どれくらい待つかわからないけど)、就職活動を始めたら、ふつうにしてればいいんですよね。無理に優子を消さなくても、そっと心に置いておけばいいんだ。
まあ、今からそんなことをグジャグジャ考えてもしかたがないし、実際はそう理屈どおりにはいかないのでしょうけど。

ホント、人生がこういう展開になるなんて、想像の域を越えてましたよ。
客観的に振り返れば、優子の心臓は問題アリだったのだから、こういう状況も十分想定できたはずなんですけど(医者のくせして)。考えたくないことは、完全に意識の外に置けちゃうみたいです。

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