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Sunday, August 2, 2009

夏の草津

僕らの家族にとって、草津のお家で過ごす時間はとても大切だ。
普段、忙しくバラバラでも、草津ではみんなが一緒に過ごす。
冬の草津はスキーの基地。
草津国際、万座温泉、パルコール嬬恋などのスキー場に出かけた。お家の周りは寒すぎて、せいぜい雪が積もった時にそり遊びをするくらい。

夏の草津がハイライト。
僕の夏は、仕事が割と自由になるから長く滞在したいけど、優子は通訳の仕事を始めてから何かと忙しく、そう長くは居れなかった。じじばばや親せき家族、友だち家族を呼んで、楽しく、にぎやかに。
だいたい、いつもやることは決まっている。
お庭でバーベキューとハンモック。テニスをしたり、近くの渡辺牧場と手打ちの十割そばに出かけたり。
日に一度は草津の町へ出かけて温泉巡り。大滝の湯、ベルツ温泉センター、あるいは白旗の湯、地蔵の湯などの共同浴場へ。子どもたちはプールが大好きで、テルメテルメか町営プール。スーパーもくべえで食材を、ちちやで温泉まんじゅうを買ってお家に戻る。いつも、この繰り返し。
家ではネットも繋がらないし、ゆっくりと家族の時間が流れる。

この夏は、今週末から行くからなあ。そろそろ、ベーコンづくりの下ごしらえで、バラ肉の塊を買ってきて塩漬けにしなくちゃ。なんてことを考えながら寝たから、優子が甦ったよ。

あれは、どこだったんだろう。草津かどうかはわからない。ごく普通に僕のそばに優子がいて、ホッとした気分で語りかけているんだ。
「優子が死んでた3ヶ月間(夢の中ではそうなっていた)は、ホントきつかったんだから!!なにしろ、優子はホントに死んでたんだよ。その時の気持ちをブログに書いたから読んでみてよ!」

夢の中は、とても楽しく、現実に戻るときが一番つらい。

冬の草津で、優子を亡くした。
夏の草津に、優子はいない。
ちゅけは夏も毎日部活なので、東京にじじばばと共に居残りだ。
子どもたちも成長していく。
草津のお家も、現実世界から、思い出の世界に移って行くのだろうか。

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