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Sunday, August 2, 2009

モンブランの万年筆

東さんが、また優子のことを載せてくれた(モエ8月号)。
そういえば、僕もモンブランの万年筆を持っていたんだ。高校交換留学のお祝いに、当時親しくしていた知人が贈ってれた。その人もとっくに亡くなっているけど。1975.7.16.アメリカ出発の日付と僕の名前を入れて。僕の人生は、ここからスタートした。留学中は、これを使って日記を書いていた。始めは日本語で、途中から英語に変わっちゃった。
帰国してからは、使うこともなくなり、34年間ずっと机の引き出しの底に眠っていた。
そういえば、ボールペンもあったよな。入学祝いか、就職祝いか、誰からもらったのか、自分で買ったのかも忘れてしまった。

そうだ、このペンを生き返らせよう。優子は生き返ららないけど、ペンならできる。
さっそく、銀座のモンブラン・ブティックでオーバーホールして、ペン先も取り換えてもらった。ついでに、ペンケースも買った。自分へのプレゼント。
でも、普段、ペンを使うことはほとんどないんだよな。東直子さんはこのペンで手紙を書いて、雑誌を送ってくれたけど、僕は手紙はほとんどe-メールだし、せいぜい打ち出した原稿を推敲する時と、ブログネタを思いついた時、ノートに書き留める時に使うくらいだ。ちなみに、このネタもPCに向かう前にペンで下書きしている。今、日曜日の午前中。今日は、これからゴルフの練習に行くぐらいで他には予定を入れていない。モンブランは本体が太いから好きだ。いいよね、こうやってお気に入りの筆をすらすら動かすのも気持ちがゆったりとしてくる。
お礼状もこのペンで書いてみようかな。その場合は、ますPCで下書きをして、漢字を確認してからでないと(笑)。
あとは、診察の時のカルテはペンだな。これから、使う頻度が増えるかもしれないぞ。

2 comments:

  1. 私もモンブランの万年筆を使っています。
    中学に入り、父が贈ってくれたもので、軸はボルドー。
    大切にしていたのに、満員電車に揉まれ鞄の中でまっ二つ。
    以後は、自分のお給料で求めた、現在で三代目のものです。
    手になじみ、美しくて滑らかで、他には代え難い存在。
    落ち着いたよい時間の友です。
    優子さんのお仏壇に万年筆が置かれた写真を見て、
    学食のテーブルでせっせとペンを滑らせる彼女の姿が浮かびました。
    人に寄り添う特別な道具、と思います。

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  2. けっこうみんな、モンブランを使ってるんですね(笑)。

    ボルドーで思い出したけど、もう2本、モンブランがありました。割と細身のボールペンで、優子のボルドーと僕の黒のおそろい。軸にYukoとTikiの名前がそれぞれ彫ってあるんだけど、これ、いつ作ったんだっけ?結納か結婚??
    これらも、ずいぶん古くてメカが痛んでいるから、また銀座に行こうかな。

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