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Saturday, July 25, 2009

哀嫁仙遊

仙遊無奈去何之 惆悵涙新窈窕姿
回首多才眉目秀 香煙一縷不堪悲

漢詩って、中国人なら読めるんだろうか。
試しに中国からの留学生ふたりに見せた。

確かに、中国語として読めるけど、すごく昔風の言葉。
雰囲気はなんとなくわかるけど、その文脈や背景がわからないと意味がとれないし、書いた人の意図で、多義的にとらえられる、、、
のだそうだ。
ちょうど、日本人にとっての古文、和歌・俳句の世界に近いのだろう。

それでもいいから、どういう意味か尋ねたら、
「美しい女性がいて、線香があって、すごく悲しい、、、」
くらいしかわからないと言うし、留学生ふたりの間でも、解釈はずいぶんと分かれた。

嫁の仙遊を哀しむ
仙遊奈んともする無し 去り何れに之きし
惆悵涙新たなり窈窕たる姿 
首を回らせば多才 眉目秀ず
香煙一縷 悲しみに堪えず
寿山 鍾次郎

僕はこっちを読んでも、まだよくわからないけど、、、、。

1 comment:

  1.    突然逝ってしまった君を想う

    君はなぜ突然いなくなってしまったんだ?
    君の優しい姿を思うとまた重く苦しい涙がでる
    振り向くと何でもよくできて美しかった君の姿が見える
    線香の煙が一筋天へ昇る
    悲しみに堪えがたい

    中国語はまったく知りません。
    高校の時の漢文のセンスだけで読みました。
    それと今のティキが何でこの外国語の詩にひかれたのか考えて訳しました。

    仙遊とは、ある寺から急にいなくなったお坊さんの逸話と関係があるようです。窈窕は日本では「大和撫子」と訳されることもあるとのことです。

    二行目にTikiの気持ち、三行目に優子ちゃんの姿が浮かんできて、たまらなくなりました。
    何か強烈にTikiに呼びかけるものがある理由がわかったような気がします。

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    10個さん、どうもありがとう!!

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