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Friday, March 16, 2012

喜び+喪失

夏目漱石「三四郎」「それから」
ドストエフスキー「罪と罰:上・中・下」
小田実「何でも見てやろう」
宮沢賢治「風の又三郎」
福沢諭吉「福翁自伝」「学問のすすめ」
小松達也「英語で話すヒント」
田代三良「高校生になったら」
隅谷三喜男「大学で何を学ぶか」
渡部淳「国際感覚ってなんだろう」
梅棹忠夫「知的生産の技術」
橋爪大三郎×大澤真幸「ふしぎなキリスト教」

子どもたちのために文庫本を衝動買い買いしちゃった。
夏目漱石とかオレもう読んだよ。
「学問のすすめ」もウチにあったよ。
そっか。ダブっちゃったね。
それに加えて「いちばんやさしい基本のおかず」も買ってきちゃった。
ねえ、飛行機の乗り継ぎ時間長過ぎ!ヒマ!パパなんか本買ってきてよ。
だって、そういうのはオマエ、自分で買ってくるもんだぞ!
いいじゃん、前も買ってきてくれたじゃん。

じんはアニメを全部捨てて村上春樹とか漱石とかやけに本を読むようになったよな。口数が減ったけど、確実に成長している。
誰がどの本に食いつくか、様子を見よう。

ちゅけ。
おまえは寂しくて、優しくて、ぶきっちょなやつだよな。悩まなくてもよいことまでたくさん悩むぞ、きっと。ママそっくりだ。 その点、パパや祐馬は悩むべきところでもパワーで強引に押し切っちゃうから、悩みをすっ飛ばしちゃうんだ。どっちか良いかって、どっちも困ったもんだけどね。

何かここんとこ、かなりヘンだ。

ご長男、合格おめでとうございます!
これで、お父さまも寂しくなりますね!
いや、必死だったからそこまで感じる余裕はなかったんだけど、やっぱりかなり寂しいのだと思う。この感覚は今まで経験したことないんだよね。
3年前は悲しみ+喪失だった。
今回は喜び+喪失なんだ。
子どもが巣立って去っていくのは喜ばしいことなんだよ。
そっか、empty nest syndromeなわけね。三羽のうち一羽が巣立ってもこれだから、三羽とも巣立っちゃったらどうなっちゃうんだろう?
でも、祐馬が巣立つときはこれほど不安にはならないかもしれない。
あの子はどこでも強く生きられる。
ちゅけのことを信頼していない訳じゃないよ。でも見ていていかにも不安をかき立てるんだ、おまえは。
ちゅけ自身も今は不安だろうけど、きっとちゃんとできるとは信じているよ、もちろん。理屈じゃわかっているんだけど、気持ちはうまく切り替えられない。
Vancouverから帰ってきたら、二週つづけて週末は札幌に行くからな。二週目はじんも一緒に連れて行こう。

どの親子でも通過するはずの子離れの辛さが身に染みる。
36年前の羽田空港での母親の涙が、今やっと共感できる。

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