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Wednesday, March 30, 2011

Amsterdam父子三人珍道中(3)

今日はまる一日、子どもたちと過ごした。
アムステルダムの街まで車で30分ほどの距離にある。ホテルの人に聞いた道がわからず、迷いっぱなし。オランダの首都といっても日本でいえば地方の中核都市くらいの規模だから、カーナビを頼りにどうにか目的地に着く。
ねえ、パパ、道わかってんの?
ううん、ぜんぜんわかってないけど、、、
助手席のじんは不安そうだが、結果的にはどうにかなったでしょ?まあ、そうならない場合だってあるのが人生なんだけどね。
機内誌にあった、Iamsterdamのオブジェ、国立美術館がある公園に見つけたね。よじ登って写真を撮ろう。
国立美術館とゴッホ美術館を見て回る。
パパも美術はよくわかんないんだけどね。
レンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」とか、美術の教科書に出てくる絵がふつうにあるでしょ!
ゴッホ美術館では、「自画像」「ひまわり」「黄色い家」とかあるんだけど、ひとつ見つからない。
「寝室」の絵はどこにありますか?
警備の人に尋ねたら、"It's in Tokyo now."
"Ahha!"
"Where are you from?"
"Tokyo."
"Ha!"
冗談のような会話でした。
祐馬、ゴッホ美術館よかったなあ。ゴッホって精神病だったからあんな絵が描けたんでしょ?
そうだね、録音された解説を聞きながら、まる一日かけてひとつひとつ丁寧に見て回りたいね。それだけ価値がある文化だよ。
オレ、美術館とかヒマでしょうがなかったよ。オレ、まだこういうのがわかる年齢じゃないもん!
年齢は関係ないんだよ。パパだってわからないし!

運河のクルーズも1時間半かけて楽しんだね。
江戸時代は鎖国してたけど、オランダとは出島に来てたでしょ。その頃って、こうやって船で物流をやってたんだよね。みんな煉瓦でできてるでしょ。日本みたいに地震があったら一発で全滅だね。
夜は、パパの友だちと一緒に近くの海辺のリゾート町にあるレストランでディナーだよ。浜に沈む夕焼けが綺麗だね。じんは眠くてしょうがない。時差ボケだからしかたないよ。食事が来るまでテーブルに突っ伏して寝てたけど、デカいステーキが来たらちゃんと食べたじゃん。
食後、ホテルに戻って、祐馬は大丈夫?、まだ起きていられるんだ。
ロビーで話に興じているパパ達の隣で、PCを使ってFacebookやってたね。KhawlaもIsoldeも言ってたよ、2年前に母親を亡くした子どもたちには見えない。ちゃんと成長してるねって!

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