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Friday, February 4, 2011

2年1ヶ月

節分。
先月の2年目にはお正月に親族が小さく集まり、優子のことを語り合ったなあ。あれから1ヶ月しかたっていないのに、ずいぶん遠い昔のように感じるのはなぜだ?
この1ヶ月を振り返ると、R familyとスキーに行き、週末に京都に出かけて、、、、でも、なんとなくリア充なんだよな~。なんだか自分が変わっていくような感覚だ。


Renewing my Life

For the first time in my life, I had my hair cut at a 美容院, not by the men's same old 床屋.

For the first time in my life, I will go to an international academic conference without presenting anything. I will take Eugene and Yuma to Amsterdam in late March.

For the first time in my life, I will start my own private practice.

そう。開業の話が進んでいるのが要因のひとつかな。
場所が決まりそうなんだ。具体的なカタチとして見えてきた。頭の中では、部屋のレイアウト、そこでどんなことをやってるかなどなど、イマジネーションは勝手に先に進んでしまっている。
職場の仲間たちに話したら、
「なんか、そういう話ってわくわく楽しいわねえ~。お披露目のときぜひ行くわ!」
「そうだよな。他人ごとだから楽しいよね。でも本人はいろいろあって大変なんだよな!」
と言いつつ、やってる本人もわくわくしているかもしれない。
その一方で、いくつかのグループが歓送会を組んでくれているみたい。そりゃ、嬉しいですけどねえ。職場的には居なくなるけど、別にあなたたちの前から姿を消すわけではないし、むしろ、もしかしたらもっと別の、濃密な形でおつきあいできるかもしれないよ! 
送られるとか、別れを告げられるってイヤだよね。

それに、最近、仕事を有効活用しちゃっているんだ。
明日は岐阜でいのちの電話の講演会。テーマは「支え合ういのち」。多分、去年の長崎のように優子を失った僕の体験を話しちゃうだろうな。

昨日は合同家族グループのファシリテータ。出したテーマは、「自分の大切なもの」
僕は優子と子どもたちの写真を持ってきた。
グループの反応に支えられる。

一番感動したことは、先生の涙です。奥さまのこと、お子さまのこと、どんなにか愛していらしたか伝わってきました。さて私は、どうかしら?

先生の大切な「ご家族」の写真から、先生が本当に大事にされていることが心に響き伝わりました。先生の奥さまへの愛情、子どもさんへのまなざしに感動しました。先生に愛されて奥さまはお幸せだったことと思いました。

先生がご家族の写真を見せてくださり、涙が出たあのお姿をみたとき、私も、「自分のこれまでのことを伝えても良いんだ」と思えてきました。

そうだよね。急に先生が泣き出したらびっくりするよね。でも、涙をみせて良いんですよ(男でも)。自分の深い気持ちを語っても良いんだよ。安全な場所を確保して、相手の共感によって支えられるという見本をグループのみんなに示すことが、自分自身の癒しに繋がっていくんだよね。
そうだよね、自分の感情体験が他者によって受け止められ、自分でも自己を受け入れられるようになるんだ。
そうだな、グループの皆にもこのブログを紹介しよう。そして、みんなの声もブログに載せよう。
まあ、ゲンキンな!
この冬はやけに寒いが、ようやく温かくなり始めた。

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なんてことがあったその晩、久しぶりに優子が夢に出てきたぞ。

優子が長い海外出張からやっと帰ってきて、書斎の僕の隣の椅子でくつろいでいる。
「ああ、やっと帰ってきたね!」
「ああ、ほっとするわ~。これからしばらく仕事はお休みなの!」
優子に抱きついてベタベタしているボクを、祐馬が書斎の机に座り込んでしっかり監視している。

そう、俺もこれからくつろぐんだぞ~。
あくせく身を粉にして働くことはしない。

4 comments:

  1. 初めまして。

    昨日の岐阜での講演会に参加させていただきました。

    あっという間に時間が過ぎていき、話に引き込まれました

    自分もうつ病~自殺未遂(オーバードーズ)の経験があり、その反省から、自分にできることを見つけようと思い、参加させていただきました。

    …本当に自分にも「自殺予防」ができるのか、講演の後もよく分かりませんが、相談員になれなくても、「よき隣人」になれるよう、心がけます。

    本当にありがとうございました。

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  2. ご参加、ありがとうございます。
    「当事者」と「支援者」は別々ではなく相互互換的であると講演でお話ししたと思います。これがそうなんですよね。
    普段はあなたが当事者(うつ病・OD経験者)で私が支援者です。
    でも、ここでは私が当事者で、ここに来てくれるみんなが支援者です。

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  3. 今回の講演受講の動機は結構不純?でして、、、
    自分が今月、「うつ病体験者の経験談」を、職場で講演(とは言えないかも…)をするのですが、その参考としてお邪魔しました。(もちろん、自殺予防にも興味があるのです!)

    しかし、自分の場合、話す自分はもちろん当事者。欲張って支援者にもなりたいのですが、聞いてくれる人が自分の「支援者」になってもらうためには全然スキルが足りないです(苦笑)

    でも、誰か1人にでも聞いてもらえれば自分にとっては充分です。

    先生の講演とこのブログ、大変参考になります☆

    これからもしばしばお邪魔するかと思いますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

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  4. どうぞ、いつでもいらしてください!

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