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Sunday, November 28, 2010

アジア家族療法会議:リア充vs.空虚

ふぅ、やっと終わったよ!
この一週間、学会でめちゃくちゃ忙しかった。すごく楽しかったんだけどね。
前半は逗子の和風旅館に海外からの仲間4人と合宿して、intensiveなinternational case consultation discussion。その成果を後半の学会で発表し、今日まで、アジアの人たちとたくさん交流したよ。頭の中の2/3が英語の世界だった。

国内の学会と、国際学会では雰囲気が正反対なんだ。国内の学会ではお互い研究者同士が同じcommon groundに立ち、競い合うみたいな雰囲気だからすごく緊張するし、雰囲気もあまりよくない。国際学会は、お互いに違うという前提だから、よくわからなくて当然、競い合う相手でもないし、違いを超えた共通点を見出すのが楽しいし、国際交流的にwelcomeな雰囲気だ。
経験の違いもあるけどね。若い頃は、学会で発表するなんて緊張の極致だったよ。学会発表デビューの時のことは今でも覚えている。前の日から緊張して心臓が口から飛び出しそうなくらいだったからね。それが、今では大勢の参加者の前でもガンガン発言するし、楽しんでいる自分がいる。違いに触れると、今まで気づかなかったアイデアがポンポン湧いてくるんだ。Psychotherapyはアイデア・発想が勝負だからね。目からウロコの連続。
あと、僕自身の体験もあるのだろう。国際交流は得意中の得意。高校時代に経験してから、異文化の人たちとの交流の場では水を得た魚のように自由に泳ぎ回る自分を感じる。

朝早くから出掛けて、夜は懇親会やpartyで遅くなるし、酒は飲むは、自転車には乗れないわで、すごくメタボな一週間だった。少し体重増えたんじゃないかな!?明日からはまたチャリを飛ばそう!

忙しく、多くの人と会い、リア充であればあるほど、ふと現実の底が割れた時に空虚感が迫ってくる。表層の現実生活の下地にある僕の根っこに気づいたのは最近のことだ。そこは、子ども時代は親によって、結婚してからは優子によって満たされていた。優子が亡くなってから初めてその存在に気づいたよ。それに慣れないうちは、抜け殻の悲しみで満たされていた。しばらく経って、悲しみが引いた後は孤独感。でも、それにもだいぶ慣れてきたし。すると、かえってそのvacuumが心地よかったりして。真空はまわりの人たちを吸い込み、親しくなることができる。少しずつ、暖かい空気で満たされていく感触が素晴らしい。充たされちゃったら、あとはそれを失うことを心配し、満たされている状態をキープすることが大変になる。だから、満たされたら敢えてまた抜くんだ。身体も感情もスリムに絞るhealthy and masochisticなライフスタイルも悪くはない。

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