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Friday, September 4, 2009

誕生日

3日は僕の誕生日だったことを仕事仲間に口を滑らせちゃったから、みんなから「おめでとう!」と声をかけてくれた。
我が家のお誕生日の祝い方は、決まっている。食後にケーキに立てたローソクに火を灯し、歌を歌って吹き消す。
「祐馬がやる!」と、ケーキを切り分けて、みんなが一言ずつメッセージを書いたカードを渡す。
子どもたちの場合には、プレゼントがつくが、たいてい誕生日の前に何が欲しいというリクエストがあり決着している。

一度、ママの誕生日を忘れちゃったことがあったよね。
3-4年前だっけ!?確か、ママは自分が欲しいものは自分へのプレゼントとして買っちゃっていて、誕生日の日、パパも朝までは覚えていたんだ、みんなでカードに書こうねって。
でも、その後、仕事に行って、帰ってきてもすっかり忘れちゃっていて。
みんなで、夕食を食べ終わって、ママが「今日は、何の日だっけね!?」
かなりムカつき口調だったんで、パパはビクってどうにか取り繕うとしたけどもう遅し。ママは、「どうせ、ママの誕生日なんか誰も祝ってくれないんだよね!!」とブスっとしてたね。パパは、しまった!、と冷や汗タラタラ。あわてて翌日、子どもたちとみんなでカードに書いて、パパは花束を買ってきて、ママにあげたんだよね。
それ以来、誕生日は絶対忘れないようにと心がけていたんだ。

3日は、早く帰りたかったんだけど、仕事が遅くまで入っちゃった。
急にアメリカからのお客さんが初めて日本に来るから、ぜひパパに会いたいって電話してきたんだ。3日の日しか東京に居ないというんで、誕生日のお祝いは後回しにしたんだ。
でも、当日、到着する時間になっても電話がかかってこないので、こりゃ、急に来なくなったのかな、じゃあ、帰ろうと思い、大森駅に着いて駅ビルでケーキを買おうとしたら「飛行機が遅れて、今ついた。」って電話かかってきたんだ。友だちのDavidの紹介で、一度も会ったことのない人たちだったから断っても良かったんだけど、パパ自身が海外に行った時の体験を思い出して、会うことにして、急遽、渋谷まで引き返したんだ。

でも、会って話して、よかったよ。夫妻ともカウンセラーで、夫も僕もAFTAのメンバーだから、初対面だけどお互いに信頼しあえる。MonicaとかDavidとか優子が亡くなったことを知っている共通の友人もいるから、今日が僕の誕生日であることや、妻がちょうど8ヶ月前に突然亡くなったことなんかもしゃべっちゃってね。気持ちをよくわかってくれて、なんだかすっきりした。

その日は遅くなっちゃったけど、次の日、みんなでケーキ食べたよね。子どもたちがくれたカード、とても嬉しかったよ。あとで、返事かくね。夜には、マブダチ・ヤマトが
「おい、Tiki、3日はオマエの誕生日で、優子さんの月命日だよな。その後、どうだい!?」
ってメールをくれたんだ。それに、ヤマトのいとこも心温まるメールくれてね。もう10年か20年近く会っていないかもしれないけど、若い頃、よく一緒に遊んだ仲間なんだ。
こういうのが、一番嬉しいんだよね。こっちから話題を出さなくても、むこうから触れてくれる。ああ、思っていてくれたんだなと、支えられてる!という感じる。

こうやって、みんなに支えられているから、僕は大丈夫なんだ!

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