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Saturday, November 5, 2011

2年10ヶ月

今日、祐馬に怒られちゃったよ。
ママの場所、ホコリが積もってるよって。
まあ、ママの場所に限らず、部屋中ホコリだらけなんだけどね。
日常の生活から優子がだんだん遠ざかっているのは確かだ。まあ、それが全うな道だと思うけど、まだ子どもたちが成長するまではママの面影は必要だからね。
今日、丸善でBirthday Cardを買ってきたよ。子どもたちと一緒に来週、祝うから。俺はもうどうでもいいのだけど、子どもたちにとっては大切な年中行事だから、まだまだ外せないな。

そうそう。あっぴの母さんから丁寧な欠礼の葉書をもらったよ。
「ぼくたちはまだ負けていない。」
「哀しみを忘れないで幸せになろう」
すっごくpositiveな、すごい悲しみのお手紙。
何をしても、どこにいても、悲しみから逃れられない辛さばかりでなく、そんな状況なのに前向きになっちゃう自分へのもどかしさみたいな部分に共感するなぁ。
そんなに前向きになっている場合じゃないでしょ、あなた!
いえ、好き好んで前向きになっているわけじゃない。
プラス指向が(心理学的に)好ましいから、そうなろうと努力しているわけでもない。
辛いから、前向きにならざるを得ないんだよね。
人間、誰でも危機に直面すると、元来持っているcoping mechanism(対処機能)を強めることによって、困難を乗り越えようとする。性格傾向もそのひとつだね。落ち込みやすい人はたくさん落ち込み、怒りっぽい人はたくさん怒り、暗い人はますます暗くなって、どうにか危機を耐え忍ぶ。前向きな人は、ますます前向きになるしか手がないんだよ。安心して、楽しんで前向きになっているわけじゃない。でも、前向きって安心して、楽しむことでしょ?別に無理して前向きになろうと意図しているわけでもない。何にも考えていないと、なぜだかわかんないうちに前向きになっちゃうんだ。前向きになりたくてもなれない人から見れば、うらやましい・贅沢な話なのかもしれないけど、前向きを止めたくても止められないってのも、別の意味で辛いかも。
もっとも、こんな風に前向きさを持て余しつつも、それによって救われているのも確かだから、別に止めるつもりもないんだけどね。
ほら、やっぱり止められないでしょ。

堂々巡りだね。
何を言ってんだか、わかんなくなっちゃった。

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