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Saturday, November 2, 2013

愛着を手放す辛さ

ちゅけは札幌で元気でやっている。ダイビングに夢中だ。
「良識ある大人」の目線ではちょっとやりすぎ、常軌を逸している。やるべきことはちゃんとやっているのか?
若者の目線からすれば、熱意を打ち込める対象があって良いんだよ。うまくいって自信を獲得し、失敗から学ぶことができる。彼女にのめり込むよりはダイビングの方が安全だろう。自分自身の経験からしても。
だから、何も心配することはない、、、と理屈では考える。
大学もちゃんと行っているし(成績までは知らないが)、ダイビングも、バイト仲間も、しっかり適応できているじゃないか。

それなのに、あいつから離れる時が辛いんだ。
全をひとり北の大地に残し、東京に戻る時。
心がひよひよする。さみしいわけでわはない。
あいつを残してしまって大丈夫なんだろうか?
自分てやってゆけるんだよな。
でも本当に大丈夫なのか?フォローしなくていいのか?
何かあったら責任をとらないといけないんじゃないか。

親が子どもを離す辛さは保育園に子どもをあずけ始めた頃からあった。
冬、園の寒い板の間に震えて泣いている(ように見えた)。彼を保育園に残して仕事にいかねばならない。保育園でちゃんと面倒を見てくれるだろう。もちろん信頼している、、、というか信頼したい。任せなければダメなんだ!

去年、入学時にはキャンパスを一緒に見に行った。アパートの家財道具を買いに行った。夏には妹弟を連れて行った。あいつがちゃんとやってるか確認しなくちゃいけない。信頼してるよ。でも、見届けないといけないんだ。

これって日本人的な心性?
オレオレ詐欺は日本に特有でしょ。

子どもがダメになっていくシナリオを作ってしまう。
「君はOKだよ」という方が辛い。
子どもを手放し、関われなくなってしまうから。親の心配の行き場を失ってしまう。

「君はまだダメだ」という方がまだ楽なんだ。
親が心配しないといけない。親が子どもにかかわり続けることにより、親の心配を子どもに投影することができる。その方が、親はまだ良いんですよ。

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