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Friday, January 4, 2013

友人の中の優子


あけましておめでとうございます。
突然メールを差し上げるご無礼をお許しください。

毎年お正月が巡ってくるたび、優子さんのことを思い出しておりましたが、今日は、机上の整理をしていて、今日1月3日が優子さんのご命日だと気づきました。

早いものでもう4年になるのですね。小さかった一番下の坊やももう中2になられるのでしょうか。実は私の息子が1歳違いでとても親近感を抱いておりました。それだけに、あのあと、お子様たちのことが気にかかって仕方ありませんでした。

優子さんとは仕事の合間に おしゃべりしたことなど、今も鮮明に覚えております。優子さんが天国に旅立たれたあとしばしば彼女のことを思い出し、また、あの悲しかったけれども、ご主人さまの 愛情に満ちたお別れの会のことを思い出しています。

私も今、反抗期に入りつつある難しい年頃の息子との距離感をうまくはかることができず3人ものお子様を育てながら、バリバリ働いていらした聡明な優子さんなら、どうされただろうか、などと時々想いを巡らせております。

読んだあとは燃やして天国の優子さんに返してあげて、と書いていらしたお手紙は、勝手ながら今も手元に置いて、おりにふれ、読み返しては、自分と自分の家族が問題にぶつかったときの支えというか、指針にさせていただいております。

あれから4年ですが、こうした形で、奥様が友人の心の中で、話しかけているということをふとお知らせしたくなって、メールしました。大きな空白を埋めながらも、きっとご家族が一層強い絆で結ばれて、前進していらっしゃることと思います。
突然のメール、失礼致しました。

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心温まるメールをありがとうございます。
このように優子や我々のことを思っていただける方がいることは我々にとって大きな安らぎです。
昨日の命日は子どもたちとお墓参りに行き、夜は4年前に助けてくれた近所の保育園時代の仲間を家に招いて楽しく過ごしました。

子どもたちは元気に成長しております。悲しみを隠さず表現するのが心理学のセオリーで、子どもたちには父親の悲しみをたくさん見せてきましたが、彼らは大人ほど表現しません。まだその表現力がなく隠したままなのか、あるいはそれなりに消化しているのかわかりません。
幸い、老親が家事を協力してくれ、仕事で不在がちの私を補ってくれます。大震災と同様に、危機は人々の絆を深めるようです。多くの友人・知人たちが見守ってくれ、また父親と子どもたちの距離も近づいたように思います。思春期らしく親にも反抗したりいろいろ心配させてくれますが、幸い前向きな元気さは失っていないように思います。

優子は天国のブースから、私の数々のミスをハラハラしながら眺めていることでしょう。
お気持ち、ありがとうございました。

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