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Monday, June 25, 2012

帰路

またメソメソしながら帰路についてるん?

メソメソなんかしてへんで!!
これも慣れやな。
もうあいつは手放してしまったんだ。
普段、成長した子どもを手放せない親と、自立できずに途中でポシャる子たちとたくさん会っているから心配になるけど、私は違います。
まあ、なんとかやっているよ。
部屋がきたない、、、と言ったって、ウチも人のことは言えないし。私自身の大学下宿時代と比べれば上出来だよ。
でもキッチンはきたないな。流しと洗面所の汚れを洗ってピカピカにしたら、あとは何もできないよ。おばあちゃんが留守中にウチの流しを磨き、俺はちゅけのアパートの流しを磨く。人の台所ってきたなく見えるもんだよね。
授業もけっこう大変みたいだな。レポートを徹夜して。もうちょっと要領よくできないのか?
まあ、パパの大学時代もレポートは徹夜してたからなあ。慣れてくればだんだん効率よくなるよ。というか、そうやってダラダラ時間をかけて取り組むプロセス自体が修行なんだ。
でも、なんだか頼りないんだよなあ。
おまえホントに大丈夫か?
オマエだって心細いだろ?
いや、それは確認していない。親の心細さを子どもに投影しているだけなのかもしれない。
おまえは心細さなんて感じているヒマなんかないよな。
若い頃はスピードが速すぎて、痛みは見えてこない。年をとってペースがダウンして、余裕ができてようやく見えてくるものなんだよ、きっと。
こんなことをおまえに言ったって仕方ないよな。親の勝手なエゴだからね。
じっと見ている親の方が悪いんだよ。

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