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Wednesday, May 4, 2011

2年4ヶ月

もうぼちぼちこの優子ブログも卒業かななんて思えてきたよ。
いや、卒業はあり得ないけど、長期休学みたいな。いや、やっぱ休学はしないけど。

被災地に行って僕の中で何かが変わったんだ。自分と向き合い、自分を表出するニーズは前も今も変わっていない。表現する場所が増えたんだ。
陸前高田の一週間、仕事ブログとツイッターに書きまくった。そしたらすごく多くの人たちがフォローし始めた。2年前もそうだったよなあ。優子ブログを始めたら、たくさんの人が来てくれて、一緒に喪の仕事に取り組み、それぞれのペースで済ませて卒業していった。卒業せずに留まってくれている人もいるだろうけど。

今回の被災地訪問で、表出する場所が広がったみたい。被災した方々に向き合いながら、実は自分に向き合っているんだ。僕は優子ひとりを失っただけでこれほど辛かったのに、彼らは愛する家族や仲間たち、家と財産、仕事、それに地域共同体、すべてを(あるいはその一部を)失っている。しかも、何万人という人たちが。生き残った彼らの心の余震に向き合うと、必然的に自分の心の余震に向き合う。突然失ったショックと悲しみは、ボクの被災そのものだ。だいぶ復興したとはいえ、その時の痛みは忘れてはならない、というか忘れたくない。被災者の方々に向き合えば、自分の心にも向き合えるんだ。被災者の心を癒すことは、自分の心を癒すことにつながる。そう、結局は自己中なんですよ。それは、仕方がない必然なこと。
肝心なのは、そのカラクリをちゃんとわかっていること。
自分の心はそれ単体としてちゃんと分かっている(客体化できている)という前提が必要ですね。

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