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Friday, July 5, 2013

どんどん先に行っちゃって

セイジ君がどんどん先に行っちゃって。
私、怖くて、怖くて、、、

帰宅したら祐馬が「耳をすませば」を観ている。
雫のセリフだ。

そうなんだよなあ。パパも先に行っちゃうんだよ。
優子からは「早く歩きすぎる!」と文句言われたし。
喪もせかせか進めちゃうし。
プロジェクトもどんどん先に行ってしまう。
仕事が早いことが僕の取り柄。The sooner is the better.
先に進めた方がいいじゃん!
急いでいるわけじゃない、前を向くんだ。
そういう価値観でやってきた。
まわりがブレーキになる。足並みを進めてくれない。それがムカつく。

いつも「早すぎ!」と言われる。
「遅すぎ!」と言われたことはあまりない。
いや、そうでもないか。原稿はぜんぜん遅い。書きたいのに書けない。

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、、、と、一晩考えた。
そうじゃないんだ。私は傷ついていたんだ。
それを別の見方で認知したに過ぎなかった。

人から否定された辛さ。
しっかり持ちこたえようとはするし、持ちこたえることは可能なのだが、自分が他者から否定されることはとても辛いのだ。自尊心(self-esteem)が低下する。

人から何と批判されようと、自分の信念を押し通せば良いじゃないか!

そりゃあ、そうなんですよ。
そうしようと思います。
でも、その自分の信念というやつが「人のため」=人にプラスをもたらすことなわけで、そのことでマイナスを招いてしまったら当該の信念自体が成り立たなくなる。

しかし、まだ良いのかもしれない。
今回、傷つけられた相手は私の家族(=親密な相手)ではない。
そう考えればまだ救われる。
逆に、家族から否定されたら、それはもう立ち上がれなくなるほどきついことは容易にわかる。

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否定的な人との関わり(否定されたり、喪失したり)の傷を癒すのは、薬でもアドバイスでもない。
肯定的な人との関わりですね。
自分を支えてくれる、傷ついた気持ちを知り、わかってくれる。
家族でも友人でも専門家でも知らない人でも良い。
自分を承認してくれる人がいれば、自分を否定する人がいても、承認する人が居なくなってもどうにかやっていける。

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家族(親密な人)から否定されたら、それはもう立ち上がれないほどきつい。
その逆を言えば、
家族(親密な人)から十分な肯定(承認)があれば、ソトの世界で多少(かなり)否定されても(傷ついても)、なんとか持ちこたえることができるわけだ。

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