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Wednesday, May 5, 2010

連休 in 草津

ふう、これでやっとひとりになれた。
連休は草津へ。ちゅけは班活でずっと来れない。中三で高校受験の夏からだから、もう2年になる。
祐馬とじんとパパ、3人で行こうね!
祐馬)ぜったいイヤだ!
あちこち連絡しまくって、昨年のGWと同様、祐馬の小学校時代の親友が一家4人で来てくれることになった。弟クンはじんと2歳違いだからうまい具合に遊び相手が二組出来た。

ここでは、思いきりアウトドア。
ベーコン作って、昼は3日ともBBQ。今回は、いつも定番のシュラスコはやらず、ダッチオーブン特集でした。ベーコンと野菜類の無水ナベ。鶏雑炊、そして3日目はベーコンとキャベツの丸ごとスープ。
食後は温泉へ。夜はベーコンと野菜でつまみを作ってパパ・ママとワインを酌み交わす。連休中はダイエットを中止して、ずいぶん飲んだなあ。ゴルフクラブも持ってきたが、振る時間がなく、ずっと子どもたちと一緒に過ごした。
帰りは、子どもたちを電車で先に帰し、僕はひとり渋滞を避け、深夜に帰る。子どもたちとのひと時を堪能した後の、ひとりの時間。優子がいればふたりの時間。ひとりの時間はなかった。
去年の今頃は、優子の想い出がいっぱい詰まった草津は売ってしまおうかと考えていた。それが、夏に西魔女の別荘を訪ね、気が変わった。彼女の親が建てた別荘を大切に使っている。エドヒさんだってそうだよな。僕にとって辛くても、子どもたちにとっては、大切な想い出の場所なんだ。もともと、優子とそう話して買ったんだよな。子どもたちの故郷を作ろうって。

家の壁にはお葬式のために友人たちが作ってくれたパネル写真を貼ってある。
祐馬)ねえ、この写真はいいけど、下の文字のやつだけ剥がそうよ!
そうね。もう少ししたらとってもいいけど、まだ貼っておこうよ。
ひとり静かに庭の草の中にたたずんでいると、ふと優子が玄関から出てくる気配を感じる。優子が植えたクロッカスも咲いている。夏には優子が植えたブルーベリーが実をつけるかな。
寂しくたっていい。寂しさと悲しみは避けなくても良いことがわかった。ここに来れば、優子に出会える。悲しみだって味わい深いよ。手造りベーコンみたいだ。
パパ、祐馬たちが帰った後、ひとりで草津で何するの?
君たちと別れて、ひとり静かに過ごすんだよ。
友パパ)男ってのは結構ひとりが好きなんだよ。
なんか、さびしくない?何かやりたいことあるんでしょ?
そうだよ。

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