ねえ、パパ。今度の休みの日、広尾に行くの？
うん、行くよ。
祐馬たちミッドタウンに昼間行くんだけど、夜、ごはん食べに行こうよ。
えっ、（内心うれしいが、迷惑そうな口調で）、、、外食ったって、じんがいるだろ？それに、友だちも連れてくるわけ？
うん。
何人？
ふたり。パパは横でビール飲んでれば良いから。
う～ん、、、どうしようかな、、、
ねえ、行くの、行かないの？友だちに連絡しなくちゃいけないから、早く決めてよ！
じゃあ、、、（イヤそうに）わかったよ。行こう。
じん、今晩は祐馬と外食するけど、じんは夕メシどうする？ばあちゃんに頼むか、それともコンビニで何か買ってくるか？
じゃ、オレ、自分で作るよ。
えっ、、、（絶句）、、、そうか。そりゃあがんばってやってごらん。食材はどうする、買えるか？お金を置いておこうか？
あとで請求するから良いよ。パパ、オレのこと、心配しなくても良いよ。
あっ、そうか、、、じゃ、がんばれよ。
えー、私、恵比寿って初めて！
あまり知られてないけど、恵比寿って結構おしゃれなんだよね。
ねえ、これって飲み屋？
基本的にはカレー屋だよ。でも飲めるし。
外食なんて、久しぶり～
そうかぁ。。。子どもはあまり外食しないもんなぁ。というか親がしっかりしているから毎日ちゃんと家で食べさせてくれるんだよな。
でもたまにはこうやって友達のお父さんにご飯を連れて行ってもらうって悪くないでしょ！
ご馳走さま～！
ご馳走さま～！
ご馳走さま～！
美味しかったね。お腹いっぱいになったね。
だってパパ、あんなにたくさん注文するんだもん！
今度は、カレーは二人にひとつぐらいで良いかもね。
家に戻ると、部屋中が油の焼け焦げた匂いが充満している。寒いのに窓が開け離されている。
じん、ひとりで大丈夫だったか？
うん。チャーハン作ったよ。
ああ、それは良かった。
、、、なにサラダ油を新しく買ったのか？まだあったのに。
だって足りないもん。
まだ、これだけ入っているよ。これで十分だろ！？
いや、少ない。ほら、ここに書いてあるだろ！
ああ、「男の料理」本ね。
「おタマいっぱいの油で煙が出るまで熱する」って、それ中華鍋の場合だよ。ふつうのフライパンはやらなくて良いんだよ。
そんなこと知るかよ。本に書いてある通りにしかできないもん。
まさか、オマエ、この鍋で煙を出したの？
そうだよ。
う～ん、、、、まあ仕方がない。
で、うまく出来たのか？
ちょっと塩辛かった。
まあ、そうやって経験すれば、次はきっともう少し上手くいくようになるよ。
よくがんばったな！
Tiki様
ReplyDelete久しぶりに、今年9月から11月27日までのブログをまとめて読ませて頂きました。
色々考えること、感じることがありました。
思いつくままにつらつら書きますが…
あたりまえのことですが、配偶者を喪うのと、私のように17歳の娘を喪うのは（共通項はもちろんありますが）全く違うことだ、ということ。
配偶者を喪うと、とりあえずは子育ては「親としては」1人でせねばなりません。これは大変だ。
かたや、4人の子どもの1人を喪っても、日常生活はそのままちゃんと歯車がかみ合ったまま回っていきます。失ったものはもちろん大きいのだけれども。
昨日、久しぶりにブログに記事「この1年 あゆみを偲んで♪」をアップしました。その内容は、すでにTikiさんにはメールで送りましたが。
亡くなった娘の同じバンドをしていた仲間から、早速コメントをもらいました。
同窓生だった仲間たちも、（進学組は、大学1年も終わり近くなり）あゆみの死の受け容れ方も徐々に変わりつつあるようです。
私は泣くことはあまり得意じゃないんだな、と、Tikiさんの記事を読みながら痛感。毎晩、あゆみにお祈りを捧げて、その時は泣きたいような気持ちになるけれど、泣くことはない。
でも泣くことは大事なんですよね。それはよく解っています。
子どもは確実に巣から育って喪われていく。でも、また大きくなって、休暇や、正月盆暮れに帰ってきてくれます。そのうち孫も連れてきてくれるでしょう。命の絆はこうして拡がっていきます。
アメリカで、"The extended Jones Family"の様に、拡がっていった家族親族一同を呼ぶけれど、本当にその感じが、長男が結婚し、長女が婚約して、家族が2人増え、判ってきました。
結婚を通して、家族が増えるって、良いモンですよ。Tikiさんのところもあと数年したら！？
じん君の自炊奮闘記はお見事でした（笑）。私も中２の頃、チャーハンくらいはレシピ本無しでなんとか作れたかなぁ…。本を見て作る、というのは私は苦手だったな。直感山勘の法が頼りになりました♪
そんな感じで、今年のクリスマスを迎えています。
Tiki Familyにもすてきなクリスマスと、良いお年を！♪