睡眠は6時間確保できたから、まあ上出来さ。
えっちゃんがミスチルのHANABIを紹介してくれたよ。
正直、ミスチルはそんなに好きでもないし、歌詞もいまいちわからないし。
でも、娘のiPodにすでに入っていたよ。僕がyoutubeで聞いていたら、娘も何度も聞いていて、そのあとメロディーがしばらく彼女の頭の中で反響していたみたい。
僕が今生きているこの世界に
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れているのかなあ
車を運転しながら思ったよ。今の、この感覚って、前にも経験したような。
若い頃、優子と付き合う前、2-3回、失恋したんだ。その時の気持ちとそっくりかなって。
付き合ったっていったって、せいぜい1年とかそんなもんだけど、その時は真剣だったから、別れた時は、自分の大切な身体の一部が引きちぎられて、なくしちゃったような感覚だっと思う。
君がいたらなんて言うかなあ
2-3日前、ちょっとした良いことがあったんだよ。
優子に言えば、きっと、「そう、良かったじゃない...」くらいで済んでしまう何気ない日常の会話だと思う。
でも、今はそれを言う人がいなくなっちゃった。やっぱり、いくら親切にしてくれても、他の人じゃダメなんだよね。
そんなこと感じながら帰宅したんだけど、子どもたちには救われた。
学生時代の仲間の一人が絵本を送ってくれたんだ。葉っぱのフレディとわすれられないおくりもの。あいつ、そんなに優しい奴だったかなあ。まあ、きっと奥さんが選んだのだろうけど。娘は、これ、読んだことあると言いながら、もう一度、読んでいたよ。
夕食の食卓は、ごく普通だったよ。おばあちゃんがおかずを差し入れてくれて、僕が大根の煮物とニンジンサラダを作って。「優子は仕事で遅いから、先に4人で済ませている」夕食みたいだった。子どもたちは普通に騒ぐし、きょうだいケンカもするし、言われたことはなかなかやらないし。僕はそういう子どもたちにどれほど救われていることか。5人→4人に減っただけだから、まだ以前と同じような会話が成り立つんだ。これが、もし3人→2人だったらそういうわけにはいかないだろう。子どもたちと居ると、僕も普通でいられるし、自然に笑うこともできる。優子がいなくても平気だよ。
これからは、この何気ないひと時を大切にしなくちゃ。子どもたちにとっても、僕にとっても。
No comments:
Post a Comment