グールディングのさようならを告げるときという本を読んだんだ。最近、この手の本ばかりなんだけど。
彼女は有名な心理療法家で、翻訳本もいくつかあるし、国際的にいろんなところで講演やワークショップをやっていた、いわばマスターセラピストの一人なんだ。僕と同業者というわけ。
彼女が夫を亡くし、どれほど落ち込み、どうやって立ち直っていくかという主観的な体験を、心理専門家の視点から客観的に語っているんだ。このブログに似ているけど。
亡くした初めの頃は、彼女も異様に元気というか、ひとりで旅行したり、飛び回るんだよね。
でも、しばらくしてから、自分が深刻なうつに陥っていることに気づき、長く、辛い喪の作業が続くんだ。
2-3年かけ、セラピーを自ら受けたり、たくさんのプロセスを経て、やっとさようならを言える準備ができるんだ。まだ僕はぜんぜんそこまで至っていないけど、将来、いつかはそういう時が来るんだろうなあ。そのために知識として準備しておくと、メアリーさんはこう言うんだ。
1)愛した人と過ごした歳月を振り返り、自分が未解決だと感じた場面で止まる。空想の中でその場面に身を置き、それを完結する。
これは、今、僕がブログや西の魔女と一生懸命やろうとしていることかも。まだ、イギリス留学時代編の途中だし、その次は帰国してからのこと、つまり子どもができて、本格的な優子との家族の話になるんだ。まだなかなかそこまで進まないのだけど。まあ、ゆっくりやろう。急がずに。
2)最後の場面を空想の中で創造する。自分の中にまだ残っている恨みや否定的な根性に加えて、満たされなかった願いや希望を口に出し、それを手放す。感謝の気持ちを表現する。
これは、まだまだできないなあ。(1)がある程度すすめられたら、(2)に行けるんだろうね、将来的に。
もうひとつ、彼女の本を読んで気がついたのは、sexualityの重要さだね。
性に奔放なアメリカ文化での話だから、ここまで語られちゃうと日本的にっはちょっとひくけど、メアリーさんは、よく自分の気持ちを隠さず見つめているよ。
彼女と比べても、僕は男性だし、パートナーを亡くした年齢が10歳以上は若いんだ。僕にとって重要なファクターでないはずがない。でも、このことを考えたり感じるのは、無意識のうちに避けてきたような気がする。Sexualityは、優子がいるときには、ふたりのプライベートなテーマだったから他の人に伝える必要もなかったけど、優子がいなくなったら、僕が直面する個人的なテーマになっちゃったんだよね。僕の気持ちを乗り越える中で、このテーマはどうしても避けられないと気づいたよ。
でも、sexualityを安全に、マジメに語るって難しいんだよね。
優子とも、マジで語ることはあまりなかったよね。本当はもっと語りたかった。
人間にとって、とても奥深い大切な部分だと思うんだ。
ブログでも語ってみようかな。
でも、18禁だし、おいそれに誰にでもは語りたくない。
ということで、もうひとつ、別のブログを作りました。
ここは、だれでも入れるけど、こっちの方は、パスワードつきにしました。
パスワードは、
〇〇〇〇〇〇〇〇△△△△
よかったら見に来てください。
ヒント:
〇⇒僕が小1のときの世界的な大運動会。夢の超特急や首都高が作られたり。アベベとか、日本人選手も第3位に入ってがんばってました。この競技種目を英語で言うと?(8文字。すべて小文字で)
△⇒ぼくの携帯の下4桁の数字。ちなみに優子の携帯の下4桁も同じ数字でした。
わからなければ、メールください。
僕のニックネーム(小文字4文字)+3282@ジーメール.コム
です。
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