ソウルでの研究会を終えて、1日ひとり自由な時間を作った。
どこのホテルにしようかな?
booking.comで調べて三清洞(サムチョンドン)の安いゲストハウスにした。
優子が亡くなる1ヶ月前、二人でソウルに行って景福宮と三清洞を散歩したんだよね。
8年前のことをYoung Juさんもよく覚えてくれている。彼女が案内してくれたんだ。
だから、この近くのホテルに泊まるんだよと彼女に言ったら、
"So you still miss her!?"
"Yes, of course."
優子と二人で歩いた景福宮を、8年ぶりに歩いてみた。ひとりで。
優子を亡くしてからソウルには何度も来ているけど、景福宮に来るチャンスはなかった。
ここで写真を撮ったよね。
それが残っているから、その時のこともよく覚えているよ。
この5日間、研究会と学会でたくさんの人たちと会った。
セラピスト自身の気持ちと向き合うトレーニングを、僕が主宰した。
自分の気持ちはいつでも心の引き出しから自由に出し入れできるんだよ。
隠す必要はない。出てきても、怖がる必要もない。心を自由に、オープンにできるんだよ。
いつまでも悲しみを心の中に留めておいても、全く構わないんだ。
自分の気持ちをごまかさなくても良いんだよ。
いくら心を絞ってみても、優子の涙はもう出なくなったし。
いや、出てきても構わないんだけど。
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