デイケアの初日、ばあちゃんは大丈夫かなと思ったけど、
初対面の隣の人とよくしゃべっていたんだって。
私、出身は愛媛です。
すると、隣の人は群馬なんで、
うちの主人も群馬なんです。
とか。
すごい社会性。
うちでは考えられない。
うちでは、
つぎ、何したらいいの?
もう、おばあちゃん、死んでも良いんだ!
あぁぁぁ~~~
って溜息だか、泣き声だか、すっかり幼児みたいになっちゃった。
今朝も、そんな感じでダメダメの調子だったんだけど、
でも、デイケアの人が迎えに来たら、さっと表情が変わるんだよね。それまでの、ダメばあちゃんから、外向きの笑顔を作って、正気になる。
おたくのところは、よくできてますね。
なんて、おべっかまで使って。
ばあちゃん、ちゃんとやろうと思えばできるじゃん!
子どもたちを保育園に連れて行った時とそっくりだ。
べったり親に甘えていて、保育園について、バイバイすると泣いたり、ヤダヤダするけど、しばらくしたら諦めて、園で普通にちゃんとしている。
それで、帰りに迎えに行って、パパの顔を見ると、ふだんの甘え顔に逆戻り。
ふたつの顔があるんだよね。
ダメダメな顔と、しっかりの顔と。
幼児と老人に顕著だけど、大人だって、誰だってあるんだと思う。
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