なんかヘンだよ。東京はぜんぜん被災にあったわけじゃないのに雰囲気が異様だよ。
金曜日は地震発生時、幸い家の近くにいたので帰宅難民にならずに済んだ。
今日は計画停電の予告で電車の本数が極端に少ないんだ。クリニックの患者さんの予約も、その後の夜の仕事もキャンセルとなり、10時過ぎのはずだった帰宅が4時前に帰って来れたよ。ラッキーなんだか??
スーパーに行くとパン、米、水、卵、肉類、牛乳、トイペに紙おむつの棚がすべて空っぽ。そんなに買い占めなくたって大丈夫だと思うんだけど集団心理は怖いね。
それに、オレの気持ちもヘンだよ。非常事態スイッチが入っちゃったみたい。二年前もそうだったからよくわかるんだ。やっと抜けてきたと思ったら、ブレーカーが落ちるみたいに自動的に入っちゃったよ。
楽しんではいけない、被災地へ行け!
幸せになってはいけない、被災者の人々のことを考えろ!
浮いた気持ちが抑え込まれてしまった。
悲惨なニュースに暴露されると、だれでも二次的にトラウマを受ける。
特に医療・福祉・心理などの支援職はその使命感に駆られるようだ。
二次受傷を軽減するために必要なことは、1)自分が受傷していることに気づき、2)バランス:仕事に燃えつけるのではなく、プライベートな生活の中で休養や気分転換のレジャーを尊重して、3)大切な人たち(同僚、家族、友人など)と交流する。
今の急性期の段階で被災地に必要なことは安全とライフラインの確保だ。それが落ち着いた頃から心のケアが始まる。4月以降、どうせ私も現地におもむくことになるだろう。
必要とされる時期が来るまで、十分英気を養っておこう。
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