リカさん、年賀状ありがとうございます。
今日で、ちょうど2年になります。
葬儀では温かい言葉を頂き、3月に再びお目にかかり、リカさんにはとても助けられました。去年の今日は、親族と友人・知人が会館に集まり一周忌を開いたのですが、今日は親戚だけで自宅に集まり、お正月の恒例の集まりと兼ねて、静かに優子を悼みました。
去年の今ごろ、こんなことをブログに書きました。
> 今回は、みんなが共有する悲しみの周りに集まれたんですよ。
> あと1年たったらどうかな?僕自身はまだ悲しみのエネルギーは
> 十分あるだろうけど、みんなの中の悲しみは拡散して薄まり、
> 集まるだけの凝集力はなくなるんじゃないかな。
秋ごろまでは、今日の三回忌(2年目)も去年と同じようにみんなに集まってもらおうかなと思っていました。でも、その頃から悲しみのエネルギーが急に減ってきたんですよ。なぜだかよくわからない。いや、わかってはいるのだけど。だから、今回は多くの人々の力を借りなくても、家族だけで済ますことができました。
私も3人の子どもたちも元気にそれぞれの道を歩んでいます。ブログにも書きましたが、私は今年度いっぱいで大学を辞め、精神科のクリニックを開業することにしました。前々から考えていたことではあるのですが、今までの人生をリセットしたいという気持ちもあります。
前回お目にかかった後も何度か仕事でそちらに行きました。そのたびに、リカさんにまたお目にかかりたいなと思いつつ、会わなくても大丈夫だからと自分に言い聞かせてもいました。2年前、リカさんの前で涙できたのは、私にとって本当に貴重な体験でした。ご一緒させていただいた大宰府の遺跡や天満宮の印象もまだ強く心に残っています。あの時お守りを求めた友人の娘さんは、無事に希望していた大学に進むことができました。
優子がいない寂しさは時と共に薄れてきています。多くの人々の支えのおかげで、優子のいない家族生活と私の人生も何とか支障なく進めています。むしろ優子の記憶を痛まない形で、しかし大切に私の記憶に深く留めておきたい気持ちです。こうやって、リカさんに気持ちを伝えることで、それを確認しようとしています。その痛みは今後も一生持ち続けていたいし、ブログもまだまだ書き続けます。しかし、それとは別の次元で、私の人生も創っていけそうな気がします。
リカさん、これからもどうか見守っていてください。
田村さんご無沙汰しています。
ReplyDelete直筆のお手紙をありがとうございました。
早いもので、あれから丸2年が過ぎました。
時は経っても、悲しみは薄れるというのではなくて、
むしろ人の生には限りがあるということを、
折に触れて感じるようになりました。
子どものいない私は、
この世に、何を残していくことができるのだろうか?
と考えているところです。
かなわぬことも、かなったことも、
欲張らずに現実をありのままに受け止めて、
与えられた「今」に笑顔で感謝できる・・
そんな強さを人として持てたらいいと思うのですけれど。
なかなか、道は険しいです(笑)。
どうぞ、よい1年をお過ごしください。
春、元気になって人様にお会いできるような状況でしたら、
5月の大学の銀祝(卒業25年です)に上京したいと
思っております。
ご家族の皆様が、健康でありますように。
理香